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2012.07.01 Sunday
だいぶ遅れてしまったが、私の母校に新しい日本人教官が誕生したので報告したい。
何を隠そう、私の同期のMAKIである!!えー、本日は、まきさんに一言もらっておりますのでまずはなんと初公開の素顔ともにそちらから!!このブログに私以外の人がauthorとして言葉を書くのは初!!
【自己紹介】
Maki Yamaguchi。Ashの同期。中学生の時に初めて乗った国際線旅客機で、パイロットを自分の職業にしたいと決意。大学で気象学を学び、卒業後某航空会社の地上職として入社3年半で訓練費を貯め、ニュージーランドに渡航。1年でCPLまで取得し、その後C-cat インストラクターの道を選ぶ。現在Canterbury Aero Clubのインストラクターとしてパートタイム勤務中。
【コメント】
これからパイロットになりたいという人へ。日本にいると色々悩むこともあると思いますが、せっかくやりたいことがあるのに実行しないのはもったいない!後悔はしないように、自分にとっての”本当の幸せ”とは何かを考えて一歩を踏み出して見てください。一歩先にパイロットの道を選んだ者として言えることは、この決断を一度も後悔したことはないということです。一度踏み出してしまえば、勉強とFlightと、忙しくて後ろを振り返っている暇はありません。きつい事ももちろん沢山待っていますけどね(^_-)前を見て進んでいくしかありません。少しでも、同じ思いで日本にいらっしゃる方のお手伝いができたらなと思います。何事も楽しむ心を持って、自分の信じる道を貫いてください。
うーむ、素晴らしい。今度私が訓練のためにNZに帰ったときは、ぜひ慣熟飛行をお願いしよう。笑
【いいことは2つない】
MAKIも私と同じく、社会人を経験して自費で訓練をしてきた人間だ。だから、日本で同じような境遇にあり、悩んでいる人の力になりたいと思っている。それにはまず「本当にできるのか??」という声に「できますよ」と胸をはって答えるための実績を作らなければ行けない。そういった点で、このニュースは多くの(特に自社養成などのパイロットの出世コースから外れた人たち)に対して吉報となるのではないだろうか。
ただ、忘れないでもらいたいのは、決して簡単な道ではないということ。この道を選ぶには、度胸と戦略と根気と時には運も必要だ。なぜなら、何かを得るためにはほかの大切な何かを捨てなければならないことが多いから。
例えば、MAKIのように、NZで教官をするということは日本で安定した会社員になるという選択肢を捨てること。両親や親しい友人と離れて暮らすということ。パイロット=高給取りという方程式が成立する条件の外に身を置くということ。笑
パイロットにいいことは「2つ」ない。ウェザーでダイバートしてお客さんの命を守る代わりに、お客さんから大ブーイングを受けるのは宿命というもの。度胸と戦略と根気と運がないと「何かを得るために何かを捨てる」という選択はできない。
【なんとかする人たち】
MAKIは今、やっと教官のスタートラインに立ったが、教官になったからといって自動的に生徒がもらえるわけではない。Seniorityといって、NZでは意外と年功序列(年齢の高低ではなく経験の大小である。)の意識が高く、ぺーぺーにはいどうぞと仕事をくれる訳ではない。みーーんな順番待ち。その間、給料は飛んだ分しかもらえない。どうするのか。
なんとかするしかない。自分でなんとかするしかないのだ。学校がやってくれるわけではない。会社がやってくれる訳ではない。国がやってくれる訳ではない。自分でその打開策を考えて、人の意見を聞き、実行して、問題を解決する。失敗したら、自分の責任。でも、パイロットっていうのは本来そういうものだと私は思っている。甘いもんじゃない。
でも、本気で自分のやりたいことに打ち込みたいと思っている人がいて、それがもしパイロットになるということだったら、私やMAKIが手伝えることは少しはあるかもしれない。私たちも、日本で飛んでいる先輩も、私たちの教官も皆そうしてきたし、今も自分自身のことで必死だが、だからこそアドバイスできることというのもあるだろう。そういう自立した人たちの流れを脈々とつくっていきたいなと思う。
興味がある人はコメント欄に書き込みください!(メアドを入れてもらえれば、返信します。管理人のみに公開。)
何を隠そう、私の同期のMAKIである!!えー、本日は、まきさんに一言もらっておりますのでまずはなんと初公開の素顔ともにそちらから!!このブログに私以外の人がauthorとして言葉を書くのは初!!
【自己紹介】
Maki Yamaguchi。Ashの同期。中学生の時に初めて乗った国際線旅客機で、パイロットを自分の職業にしたいと決意。大学で気象学を学び、卒業後某航空会社の地上職として入社3年半で訓練費を貯め、ニュージーランドに渡航。1年でCPLまで取得し、その後C-cat インストラクターの道を選ぶ。現在Canterbury Aero Clubのインストラクターとしてパートタイム勤務中。
【コメント】
これからパイロットになりたいという人へ。日本にいると色々悩むこともあると思いますが、せっかくやりたいことがあるのに実行しないのはもったいない!後悔はしないように、自分にとっての”本当の幸せ”とは何かを考えて一歩を踏み出して見てください。一歩先にパイロットの道を選んだ者として言えることは、この決断を一度も後悔したことはないということです。一度踏み出してしまえば、勉強とFlightと、忙しくて後ろを振り返っている暇はありません。きつい事ももちろん沢山待っていますけどね(^_-)前を見て進んでいくしかありません。少しでも、同じ思いで日本にいらっしゃる方のお手伝いができたらなと思います。何事も楽しむ心を持って、自分の信じる道を貫いてください。
うーむ、素晴らしい。今度私が訓練のためにNZに帰ったときは、ぜひ慣熟飛行をお願いしよう。笑
【いいことは2つない】
MAKIも私と同じく、社会人を経験して自費で訓練をしてきた人間だ。だから、日本で同じような境遇にあり、悩んでいる人の力になりたいと思っている。それにはまず「本当にできるのか??」という声に「できますよ」と胸をはって答えるための実績を作らなければ行けない。そういった点で、このニュースは多くの(特に自社養成などのパイロットの出世コースから外れた人たち)に対して吉報となるのではないだろうか。
ただ、忘れないでもらいたいのは、決して簡単な道ではないということ。この道を選ぶには、度胸と戦略と根気と時には運も必要だ。なぜなら、何かを得るためにはほかの大切な何かを捨てなければならないことが多いから。
例えば、MAKIのように、NZで教官をするということは日本で安定した会社員になるという選択肢を捨てること。両親や親しい友人と離れて暮らすということ。パイロット=高給取りという方程式が成立する条件の外に身を置くということ。笑
パイロットにいいことは「2つ」ない。ウェザーでダイバートしてお客さんの命を守る代わりに、お客さんから大ブーイングを受けるのは宿命というもの。度胸と戦略と根気と運がないと「何かを得るために何かを捨てる」という選択はできない。
【なんとかする人たち】
MAKIは今、やっと教官のスタートラインに立ったが、教官になったからといって自動的に生徒がもらえるわけではない。Seniorityといって、NZでは意外と年功序列(年齢の高低ではなく経験の大小である。)の意識が高く、ぺーぺーにはいどうぞと仕事をくれる訳ではない。みーーんな順番待ち。その間、給料は飛んだ分しかもらえない。どうするのか。
なんとかするしかない。自分でなんとかするしかないのだ。学校がやってくれるわけではない。会社がやってくれる訳ではない。国がやってくれる訳ではない。自分でその打開策を考えて、人の意見を聞き、実行して、問題を解決する。失敗したら、自分の責任。でも、パイロットっていうのは本来そういうものだと私は思っている。甘いもんじゃない。
でも、本気で自分のやりたいことに打ち込みたいと思っている人がいて、それがもしパイロットになるということだったら、私やMAKIが手伝えることは少しはあるかもしれない。私たちも、日本で飛んでいる先輩も、私たちの教官も皆そうしてきたし、今も自分自身のことで必死だが、だからこそアドバイスできることというのもあるだろう。そういう自立した人たちの流れを脈々とつくっていきたいなと思う。
興味がある人はコメント欄に書き込みください!(メアドを入れてもらえれば、返信します。管理人のみに公開。)
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