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     2019.01.29 Tuesday

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     2011.10.31 Monday
上昇しながら、Daveのダメ出しを受ける。

「あそこのPerfectなパドックに何故降りなかったんだ??」

「いや、あなたが言ったところにプランを変更しようとしたらダメだといわれたので、、、」

「一度パドックを決めたら、プラン変更は認められない。ほとんどあのパドックしかなかったじゃないか、ついさっきまで君のスタンダードがよかったからあえてヒントも与えず切ってみたのに。。。残念だが今日は君の日じゃなかったようだね。」

いや、ヒントくれるならほしかったんですけど。。。って、フェイルですか!


orz


イカンイカン。まだ飛行機は飛んでいるのでがっくりしている場合ではない。PICは私だ。LOOKOUT、LOOKOUT、LOOKOUT。CHに帰るため、タワーにクリアランスをもらう。やり取りに感情を出さないように気をつけて最後は、Flapless Landing。給油所に着いて、エンジンをきったあとに、とりあえずもう一度


orz


給油して、さっさと部屋に戻る。部屋では担当教官のクニさんに不合格が伝えられているところだった。狭い部屋のなかで、ホワイトボードを背にA320の査察機長の講義が始まった。

「エンジンが止まったら、自動的に次のことをしなければらない。」

1/ Carb Heat on, Close throttle
2/ Maintain derection
3/ Trim for the glide
4/ Access a wind
5/ Pick a paddoc
6/ Plan a descent

「これをやることで、乗客と君の命を救うことができる。なのに君はそれを完全に無視して、ただこのでかいパドックにStraight Inした。ドンドン!(ボードをたたく音)本当にひどいものだった。何故あんなことをしたんだ。」

何故といわれて、とっさには答えられなかった。もちろん、上記の6つのことは知っていて、練習でもちゃんとできていた。100%あなたに賛成する、と答えて、理由を考えてみた。

-Westでは練習中にある程度パドックを知っていて、エアワークをしながらその上空を確保し、Forced Landingに備えることができた。あまり練習をしていないSelwynではその情報が不足していたので、早くエリアを確保し、不時着に備えて目星をつけておくべきだった。

-だが、練習してきたことと微妙に違うことが重なって、風やパドックに見当をつける余裕、つまり「Situation awareness」を失っていた。

-その結果、エンジンを切られたときに風とパドックを探すという一番手間のかかる仕事が残ってしまい、ほかのチェックをする時間が失われた。

-さらに「Selwynには海に向かって平らででかい平野がある」という先入観から適切でないパドックを選び出し、直後にそのパドックではパターンが描けないことに気づいたが、変更は認められなかった。

-Straight in しか道はなく、高度判定もおろそかになってひどい不時着になった。

結果的にパドックには届いたが、必ず、正しいパターンを描いて降りなければならない。風が強かったら、届かなかったかもしれないからだ。

対策は二つ。
-Situation Awareness を保持すること。どんなことがあっても、頭を8割以上使わないようにする。
-エンジンが切れたときの6つの手順を、もう一度整理して運動神経に叩き込む。頭が8割になったとき、残りの2割をキープするためには、練習すればできることは頭を使わずにできるようにしなければ成らない。できないわけではなかったが、試験官が示してくれた手順を再現すること。


Westでできたことが、Selwynで簡単に崩れてしまうということは、ただのアンラッキーでは済まされぬ。私の技量の構造的な問題で、プロパイロットになるために絶対に直さなければならないことだ。真の原因(Situation Awarenessの保持)は見えたので、それを直していこう。

君は、パイロットになるのではないよ、とDaveが言った。

「君は、パイロットになるのではない、Energy Managerになるんだ。チェロキーの持つ150馬力なんてのは、私が飛んでいるA320みたいな大きな飛行機と比べて、ほとんど何の力も持っていないのと一緒だ。覚えているか、Forced LandingからGo Aroundするとき、君はフラップを上げながら同時に姿勢をかなり大幅に上げた。その結果、スピードが落ちて、飛行機にかなり負担をかけていたんだ。フラップを上げたら、揚力が減るのでAOAを上げるという発想は間違っていない、だが、姿勢を上げていく加減が問題だ。最初は"GO for Speed"だ。さもないと、飛行機が悲鳴を上げる。私は、そういう飛行機を見るのは好きじゃない。」


ふむ、次の試験までのテーマは決まった。
     2019.01.29 Tuesday



コメント
ひよっこさん>
はじめまして、コメントありがとうございます。飛ぶ前の記事はかなり病んでいるんですが、、、海外に出てからは吹っ切れましたね、なにを小さなことに悩んでいたのだと。今後ともよろしくお願いします!
  • Atsusuke
  • 2011.11.19 Saturday 23:22
たまたま検索でひっかかり、ほんの少し読んだだけですがすごく興味深いです。

海外に行ったことすらない私なんて…。

大変かもしれませんが、応援してます!
  • ひよっこ
  • 2011.11.19 Saturday 20:31
白土さん>
コメントありがとうございます。そうですねー厳しいですが、学ぶことも多いです。気持ちを切らさないことも練習のうちですね。
  • Atsusuke
  • 2011.11.04 Friday 17:48
お疲れ様でした。

最終試験はなかなか厳しいですね。

次、頑張ってください!
  • 白土
  • 2011.10.31 Monday 18:47
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