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     2019.01.29 Tuesday

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     2011.11.26 Saturday
最近、訓練校の見学にいった。大阪にある学校だ。NZの学校の先輩も訓練している。お話できるのが楽しみだった。



もちろん往復ともに満席の夜行バス。行きはジーンズで乗ってしまい、体が締め付けられてものすごくつらかった。耐え切れずにパーキングエリアでジャージに着替えた。楽な服装だったら、そんなに悪くはない。



ずいぶん朝早くついてしまったが、しかたがない。徒歩で飛行場に向かう。学校はあいてなさそうだ、案内図にあった訪問者広場、と書いてあった場所に行ったら、そこは駐車場に併設された草むらだった。そこでうろうろしながら飛行機来ないかなーと待っていたのだが、定期便のない飛行場だ、くるわけがない。駐車場にはこの辺り一体の航空関連業者に勤める人たちが続々と車を乗り入れてくる。さぞ、不審者に見られたことだろう。

約束の時間になって受付に行くと、担当の方がきれいな個室に通してくれた。対応がものすごく丁寧だ。茶がうまい。飛行時間などのプロフィールをいくつか渡された用紙に記入していると、顧問の方が入ってきた。元教官で、この学校で一番偉い人のようだ。その方からなぜパイロットになりたいのか、などといった点について軽く質問を受ける。私が質問するばかりかと思っていたが、半分くらいは自分が答えていた。多分、プロとしてやっていく心の準備がどんなもんか見ていたのだと思う。

そうして施設案内。職員室のような雰囲気のディスパッチルームやハンガーなどを見学した。


離陸後、直下に市街地。その先には切り立った山がある。けっこうえげつないな。。。サーキットも右回りのようだ。


そうして先輩にお会いし、いろいろなお話を聞く。お金の段取りから訓練の進度状況など。日本のフライトテストは、試験の予約を90日前だかにやらなければならないらしく、スケジュールの調整にまったく融通が利かないらしい。最も苦労しているのは、口述試験(オーラル)の範囲が広く、深く(笑)なので、最初の勉強方を間違えると後で苦労するという点だ。


ここは最近の私の問題意識とすごくフィットしている。日々の訓練が「テスト対策」になってしまうことは、どうしても避けなければならない。例えば、試験官が聞いてくるであろう問題にヤマを張って、それを機械的に暗記したりとかフライトテストで行く確率の高いルートを想定してそれを身体で覚えてしまおう、とかそういう態度だ。1時間で諭吉サンが5枚とか10枚飛んでいくのだ。あまりにももったいないではないか。

このような態度を邪道とするなら、では正攻法はどんな態度だろうか。それは、全てを網羅的に勉強し、結果的にその過程にあるテストに合格できる、という状況だ。テストがあるから勉強ではなく、一生続く勉強の中でたまたまテストがあって、気が付いたら合格しているというのが理想。ただし、網羅的に勉強するというのは実は、難しい。網羅的というのは、1から100まで全て覚えているということだが、難しいという理由のひとつは、単純に全部覚えるのには時間がかかるからだ。日々のオペレーションに追われて勉強する時間なんかない。


ハンガーは広い、機体数はNZと比べて少ないが、ピカピカに整備されている。


もうひとつの理由は、実際に上で使えるように頭の中で体系付けておかなければならないという点だ。教科書に並んでいる通りに順繰りに暗記しても、せいぜいペーパーテストで100点を取ることくらいしかできない。テストで良い点をとることは、重要だ。だが、知識は頭のなかで有機的、横断的なつながりをもち、自分が空中に浮かんでいる短いあいだに応用できなければならぬ。つまり、教科書の離れたページにある知識の関係性を理解していなければならないということだ。


飛べばわかるのに、とよく思う。


飛んでしまえば、自分が飛行機に乗り込んで、離陸して巡航に移り、降下を開始して着陸するまでにどんなことが起こり、どんな法律がそこに適用されるのか、実際の流れに即して理解することができる。教科書の離れたページにある知識が、つながり始める。想像力ではなく、経験が理解を助けるからだ。日本の学校に入る訓練生は、みんなもう海外でパイロットになってきた者ばかりだろうから、経験はあるだろう。その経験をもってすれば、日本の学科試験の勉強で理解ができないということは考えにくい。ただ、これを使える知識にまで引き上げられるかどうかは、それぞれの裁量になる。


風はそんなにない。訓練でもあんまり無理しないらしい。


私が今想像する一番良い勉強方法は、ブレーンストーミングだ。一人で勉強すると、教科書に書いてある順番どおりに勉強するしかないから、離れた章に書いてあることがつながりにくい。でも、知識に有機的な関連付けをしないと、使える知識にはならない。何人かで集まって、ひとつのテーマにいろいろな角度から突っ込みを入れながらぐだぐだと議論するのが、一番良い方法かもしれない。


学校選びで最も重要なのは、その学校の就職内定率ではなく、飛行機についてグダグダと議論できる同期とめぐり合えるかだったりして。














     2019.01.29 Tuesday



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