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     2011.12.05 Monday
先週末、NZの学校の座談会があった。

1年前に私が行ったときと同じく、今回もルノアールの会議室を予約していたようだ。今回は卒業生としての参加である。感慨深い。土日あわせて参加者は10人ほど。学校側の卒業生も6人(+教官1名)と、かなりの数が参加し、会議室が窮屈に感じられるほどだった。私以外の卒業生は全員ラインパイロット(コーパイ or 訓練生)だ。うひょー。(そういえば初日は、前日に帰国した同期のTAKAもいたっけ。)

時間が経つにつれてそれぞれ個別に話をし始め、蛙が鳴き散らす夏の田んぼみたいに部屋中が騒がしくなった。それなりに盛り上がったのではないだろうか。参加者の方々のバックグラウンドは、働いている方、学生の方、起業した方、家族がいる方、自社養成を断念した方、NZに興味がある方などさまざまで、中にはこのブログを長い間(旧サイトのときから)読んでいたという方がいらっしゃり、じっくり話ができてとてもうれしかった。C制度を受けていたときは、ものすごく暗い記事を書いていたが、続けてきた甲斐があったもんだ。学校をひとつに絞る決定打となる情報を求めている方が多かった。

ほんの1年前は、私もまったく同じ状況だった。いろいろな質問を考えては、いまいち具体性に欠ける答えをもらってもやもやしていたのを思い出した。だが、今訓練を終えて思うのは、その「決定打」を言葉で説明することの難しさだ。

「基礎を重視しています。」

「日本で飛ぶことを見据えています。」

といくら言っても、ほかの学校だって同じ事を言っている。だいたい、日本で飛ぶことと海外で飛ぶことがどう違うのか。日本のほうがすごいという人もいれば、そうではなく「ラインを目指した操縦」という考えを提唱する人もいるし、大型機と小型機、という風に分ける人もいるし、海外のほうが難しいという人もいるし、日本だろうが海外だろうが飛行機は一緒だという人もいる。正直、私もよく整理がついていない。

どうやって説明するべきか、少し迷った。NZで230時間弱飛行機に乗った経験を踏まえて、自分の飛ばし方(勉強のやり方と言い換えてもいい)に対する自信を、飛んだことがない人に言葉で説明するのは、ものすごく難しい。うまく説明できなかった部分もあるので、そこを補う意味で少し説明を試みたい。



座談会は、私にとっても重要な情報を得るチャンスだ。もうすぐ機長昇格が視野に入る方や、副操縦士の発令を受けた方、最近内定をもらって地上研修中の方など、さまざまな段階の先輩がいるからだが、そういう方たちと話をしていくうちに、今まで整理がつかずにあいまいになっていた点に、だんだんと確信が持てるようになってきた。つまり、私が今までやってきたことが「日本で飛ぶ、ラインで飛ぶ」という観点からみて間違っていないということ、足りないところはあっても、この方向性を維持していけばいいんだという自信がついてきたということだ。

私が機長昇格間近の先輩に、計器のスキャニングについて少し突っ込んだ質問をしていたとき、ある副操縦士発令したての先輩が、「ラインパイロットは、なにかスペシャルな技術をつかっているんじゃないかって、思っているんでしょう?」とニコニコしながら聞いてきた。実際にそのとおりで、NZで学べなかった重要なことが、日本には、ラインには、何かあるんじゃないかという観点から出た質問だった。その先輩も、昔同じような質問を同じ人にぶつけたらしい。笑

PPLの頃、ピッチとバンクとパワーがいつまでたってもぐらぐらと安定せずに、毎日毎日飛行機がうまく飛ばないことに悔しい思いをした。IRでさらにぐしゃぐしゃになって、それがCPLでやっとぐらぐらが収まってきたという経験をしてきた。そういうことを1年やってきて、やっとピッチとパワーとバンクを決めることはできてきたけれど、本当にこれだけでいいのだろうか。日本には、まだまだ知らないことがたくさんあって、NZでやっていないことがたくさんあるんじゃないだろうか。。

「でもね、僕もおんなじ質問をしたんだけど、びっくりするくらい飛行機はピッチとパワーとバンクだったよ。」

もちろん、やり逃したことはあるだろう。でも、ラインに行った先輩にそういってもらえたことで、私がやってきたことは間違っていなかった、と自信を持つことができた。技量的には、まだまだだと思うし、上を見たらきりがない。でも、やり残した材料を使って立派な家を建ててやろうと思えるような、一流の基礎ができたと感じている。あとは、その方向性を間違えないように適宜アドバイスをもらいながらやっていけばいい。


座談会が終わった後、(もちろん)皆で軽く飲んだのだが、そこではNZ思い出話にもなるのでものすごく楽しいものになった。皆だいたい同じところで苦労していて、親近感が沸く。そういう先輩が実際にラインに就職されていることほどわれわれを勇気付けることはない。いい先輩を持ったなー、と、

まてよ。

ということは、私もすでにその流れの中に組み込まれているということじゃないか。今日会った人たちは、一年前の自分で、現在の自分は今ここにいて、目の前の先輩方はそれぞれ未来のある段階での自分だ。同時に、先輩にとって私は「昔の彼ら」でもある。この流れを途絶えさせるわけにはいかない。もうすでに自分の背中も見られているんだと気づいて、IAANZの歴史と1000万円の借金を背負う覚悟を新たに、、、

さーてどうすっかな。。。








     2018.08.06 Monday



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