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     2019.01.29 Tuesday

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     2011.12.17 Saturday
金曜日の仕事帰り、同期のTAKAから携帯にテキストが入った。

「今東京、明日Jetstar Japanの説明会行ってきます!」

聞くと、そういうのが明日、羽田であるのだという。募集要項ではジェット機の経験がありかつ、コーパイで1500時間以上という「いつもの条件」に当てはまる人が対象のようだったが、説明会で話だけでもとTAKAが問い合わせたところ、問題ないとのことだったのでいくことにしたらしい。そうですか、ということで、私も行くことにした。


場所は羽田空港ターミナル内の会議室だ。昼過ぎの開始時間15分前に会場に行ってみると、80席ほどの部屋の半数が埋まっていた。結構年配の人も多い。この人たちみんなパイロットなんだろうかと感慨にふけっていると開始時間に。気づけば、部屋は満員。100人は居たと思う。こんなに転職したいパイロットの人がいるんだなー。


説明会が始まる。ジェットスターの軽い紹介をして、この後の展望の説明を受ける。A320を最終的に24機導入するらしい。訓練はA320のタイプレーティングとラインの訓練などを主に海外で行う。自前のシミュレータを持っていないので、持っているところで借りて行うらしい。場所は、メルボルンやクアラルンプールなどだ。全体で4ヶ月半。座学はCASA(オーストラリアの航空当局)基準のものを最初に行う。たぶん、グループの母体がオーストラリアだからだと思う。

給料の話になり、会場全体の空気が変わるのがわかった。みんなそこが聞きたかったのだろう。ちなみにコーパイはベース給料が600万円台で、50時間を超えると1時間単位で歩合が増えていく。通常月に70時間程飛ぶことになっているらしい。ボーナスも出る。年収で800万、よくて900万円くらいだろうか。機長は、ざっくりその倍弱、くらいだったとおもう。

身体検査や航空英語証明は自分もち。仕事ができる状態を維持するのは、パイロットの責任という立場のようだ。よって、A320のタイプレーティング費用も(現在のレートで160万円くらい)自分持ち。

NZのジェットスターに勤めている友人がいて、よく話をきいていた私には、別段驚くことでもなかったが、この話が出たとたんに部屋の空気の温度が2℃くらい下がったんじゃないかと思うくらいの「引き」を感じた。日本では、一度会社に入ってしまえば勝ちで、大変に恵まれた福利厚生や複雑な手当で会社がいろんなことをしてくれるのかもしれない。でも、海外の、それもLCCだ。

いや、LCCだろうが、フルサービスだろうが、従業員が会社にぶら下がれば、その重みの分、確実に会社は地面にめり込むのだ。それを風呂敷に包んだまま開けないでいるか、中身を取り出して振りかぶり、直球でぶつけてくるかの違いはあるが、起こっていることは変わらない。日本のパイロットのかたがたがどう受け取ったのか、想像の域を出ないが、私の感じる限り、彼らはギャップを感じていたように思う。彼らは、どう対応していくのだろうか。

私は、魅力的な条件だと感じる。しかも、会社を1から作り上げていく段階だ。そんなの、楽しそうじゃないか。訓練でオーストラリアにもいけるし、外国人と一緒にオペレーションもできるし、近距離の国際線もやるらしいし、最新鋭のジェット旅客機で日本の空を駆け回るなんて、本当に楽しそうじゃないか。

今回の採用は、募集要項にあるとおりジェット機に乗った経験がある人が対象だ。私やTAKAのように、プロペラ機だけ経験した段階の人間を雇うのはまだ先になりそうだ。実際に聞いてみたが、まだそこまでつめていないし、あるとしても就航後、社内の訓練体制が整ってからということになるだろうとのこと。具体的なアナウンスを待つしかなさそうだ。。。


その後も質問が相次ぐ。年金、退職金、交通費、エリミネートされたときは会社に残れるか、70時間本当に確保できるのか、、あの部屋に居た大部分の人たちの興味は、待遇についてのものであった。そういうことも、重要なのはわかる。彼らには、守るものが多く、私には少ない。だから、無理もないとおもう。でも、それだけなのか。それ「だけ」というのは、あまりにもさもしくないか、だって、彼らは、ログブック上は私の何倍も経験を持っているパイロットなのだ。私も、そうなるのだろうか。パイロットって、そんなもんか。


ふと、隣のTAKAを見る。ニヤニヤしている。

「まだJCABの免許すらない俺達が勝てるのは、『お金要りません』っていうとこだけかもね。笑」

わはは!確かに。














     2019.01.29 Tuesday



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