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     2019.01.29 Tuesday

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     2012.02.20 Monday
2月5日に起きた、全日空機の仙台空港での事故について、報道を見ていて思うことがあった。念のため最初に断っておくが、事故を起こしたパイロットを批判するために記事を書くのではない。それは、私がやらなくても、パイロットではない人たちがすでにやっている。運航中に飛行機を壊したパイロットの気持ちは、よくわかる。いろいろな意見はあろうが、私は私の立場で、この事件に対しての見解を述べてみたい。

全日空便尻もち事故「接地していない」と誤認か : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

この読売新聞の15日づけの記事によると、全日空の発表は「すでにタイヤが接地していたにもかかわらず、機長らが『まだ機体が浮いている』と誤認して着陸をやり直したことが、事故につながった」としている。これは本当に真の原因だろうか。

また、記事の最後に「同社は『空中にいるとの誤認から、機首上げのタイミングが早まった』とみて、地表近くのやり直しでは機首角に気をつけるよう全パイロットに注意喚起した。」とあるが、これは原因に対して、ロジカルな対策と言えるだろうか。


最初に感じたのは、接地を感じないというようなことが、ありうるのだろうか、ということだ。私の経験は当てにならない。なぜなら、動画のようなGlass Runwayに、ほぼ毎回ショートフィールドで降りていたから。


【NZCH Grass 20への着陸 by 教官のKuniさん。これはショートフィールドではない。綺麗な着陸だー。

接地したら必ずオレオがメタコンしてごん!ごん!なんていっていた。そもそも小型レシプロ機とジェット旅客機では感じ方も全く違うだろう、条件は全く違うから、この話は余談であった。本題に戻る。

接地に気がつかなかった、ということが事実だったとして、これが事故原因にどうつながるのだろうか。車輪が接地しているいないにかかわらず、電波高度計という精密な計器が地表までの距離を読み上げているコクピット内であれば、少なくとも「地表に非常に近い」ということは、当たり前だがパイロットは認識していたはずだ。地表近くで頭を上げ過ぎたら、後ろがあぶないのは自明。つまり、「接地を未接地と誤認した」という事実は、やらなくていいゴーアラウンドを決断した理由にはなっても、頭をあげすぎで尻をこすった原因にはならない。これは、最後の記事の文面からも明らかである。

「地表近くのやり直しでは機首角に気をつけるよう全パイロットに注意喚起した。」


もし接地の誤認が原因ならば、接地を誤認しないように措置を講じることが対策になるはず。全日空のこの発表には、大いに疑問を感じる。それは、対策が原因に対して論理破綻しているからだけではなく、人の注意力に頼った安易な対処療法であり、システムに対する根本対策から逃げているからだ。

文句を言っているだけではただの批評家になってしまう。繰り返すが、私はパイロットを批判しているのではない。自分がそこにいたら、同じことを繰り返さないとも限らない、いや、繰り返すはずだ、と考えるのがパイロットという人種だ。

次回は、この問題に対する私の対策案を紹介してみたい。


















     2019.01.29 Tuesday



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