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     2019.01.29 Tuesday

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     2012.03.11 Sunday
先日、ある飛行学校の見学に行ってきた。

埼玉県にあるところで、実は昨年に一度訪れていたのだが、受付の方に施設を案内されただけで、訓練を見ることが出来なかったので、もう一度申し込んでいた。平日じゃないと訓練をしていないというので、半休をとって行ってきた。最寄のバス亭から徒歩15分とあったが、、、うん、実際は河川敷を20分は歩いたと思う。笑

到着すると、先回対応していただいた受付の方が出迎えてくれ、どんな感じですかと聞くと今ブリーフィングをしている人と、授業をやっているところがあるという。当然見せてくれるのかと思ったら、

「外からちょっと見ていただく形になるかと、、、」

、、、、え。

なんか話違いません?訓練を見せてもらえるっていう、、

「ちょっとそれはできないんで。」

うーん。それでは半休を取ってきた意味はない。とりあえずブリーフィングをしている部屋の隣の部屋に行けば、そこで内容が聞けるかもしれない、ということになり、案内された。多分、あまりこういうことを申し出る人間がいないんだろう。受付の方も、どこまで部外者を中に入れて良いのか分からない、という感じだった。

程なくして赤いジャンパーを着た教官の方がいらっしゃり「あんまり時間がないんですけど」と前置きされて質問を受け付けてくれた。私は教官がどんな考えを持ってラインを希望する訓練生を指導しているのか、腰をすえて話をしたかったのだが、「訓練生次第です。」という回答だった。私も120%その意見には同意するが、話のレイヤーが違う。このように、文脈を共有しない質疑応答というのは得てしてすれ違いに終わる。時計を見ながら話をしても身のある話はできないし、それでも半休分の給料を考えるとこのまま引き下がるわけにはいかず、粘った挙句に隣の部屋の事業用のブリーフィングを聞かせてもらった。


結論から言えば、、、みんな同じようなところで悩んでいるんだな、と懐かしい気持ちになった。笑



さて、一通り学校を見てきたが、教えていることは大差ないということ。学校それぞれに自負はあるだろうが、一番重要なのは飛行機がちゃんと整備されているか、だと思う。笑 訓練中に死んでは元も子もない。

NZにいたときから、ラインに通用する訓練というのをよく考えてきた。学校選びもその延長だ。ただ、環境にこだわり過ぎてしまうと、うまくいかないことが起きたときにその環境のせいにしてしまうメンタリティが起きる危険がある。これは、人の命を預かる職種として、絶対に持ってはいけない感情だ。

難しいのは、このテの感情は自分の心の奥深いところにたまっていって、一酸化炭素中毒のように、意識しづらいということ。自分でお金を出すとなおのこと、、、だから用心しなければならぬ。私も、今でも、出そうになることはある。日本の訓練校の金額の高さ、何で入学金をとるんだとか、よけいな従業員を雇っているからこんなに高いんじゃないかとか、、、


でも、そういう気持ちが出たら、風呂にでも入ってリセットするようにしている。「目的」を履き違えないように。


たとえ、ぼったくってくる学校に入ったとしても、与えられた環境で結果を出すのが私達の目的だ。(本当にぼったくり学校に入ってはいけませんよ。私は、たとえ話をしているんです。)私はもう、自分のことを学校にお金を払ったお客さんと考えるのはやめた。私が訓練するのは、将来私が操縦桿を握る飛行機の、乗客乗員の命を守るためだ。だから、きちんとした環境で最高の結果を出す。100万、200万の経済的損失をこうむったからって、それで将来変なミスで墜落するよりはましなんだと。損をしても、落ちないこと、そして、墜ちないこと、さらには、堕ちないこと。これが「目的」。

エアラインに言った先輩も、「どこまでいっても飛行機は、ピッチ・バンク・パワーだったよ」って言っていた。多分、埼玉も大阪北海道も、学ぶことは同じなんだろう。そんなに大差ない。違うのは、ラインに合格する人としない人が出ること(もちろん全員内定ならいいだろうけど。)その差は、訓練生個人がどこを見ているかの違いなんだろう。


上等だ、そのかわり、本気でぶつかるから学校には覚悟しておいてもらおう。
     2019.01.29 Tuesday



コメント
2012さん>
コメントありがとうございます。パイロットは特に気をつけないといけないと気を引き締めている次第です。まぁ、あまり気負いすぎても仕方がないんですけどね。お互い、目の前のことを一つ一つ片付けていきましょう!

>HUさん
コメントありがとうございます。17日こられるんですね、楽しみにしています。よろしくお願いします!
  • Atsusuke
  • 2012.03.15 Thursday 21:24
いつも拝見しております。毎回記事の内容の濃さに感銘を受けております。

17日のIAANZ説明会に参加いたします。当日は、どうぞよろしくお願いいたします。
  • HU
  • 2012.03.14 Wednesday 01:10
いつも拝読させていただいています。
ついつい環境に責任転嫁しがちな自分を省み、現状に全力投球することが本当に重要ですよね。

年齢が近く、僕も目指した道に全力投球されているAtsuさんを眩しく思っています。
いつかAtsuさんが乗務する機に乗れる日が来ることを楽しみにしています。
  • 2012
  • 2012.03.12 Monday 10:16
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