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     2010.04.29 Thursday
フライトスクールを決めた。

ニュージーランドにある、IAANZ(International Aviation Academy of New Zealand)という学校だ。先日の記事でレーダーチャートを載せたが、「SCHOOL B」と書いたほうだ。日本人学生向けHPはこちら。

選んだ理由は、

☆訓練の質がハイレベル
・NZにおいて、もともとプロパイロット向けの教育を行うフライトスクールであること。
・免許をそろえることだけではなく「一回一回のフライトを本番と捉え、決して一分も無駄にしない」という考え方が徹底していたこと。
・学科の時間が1200時間も確保されていること。(航大は1000時間くらいと聞く)
・ノンタワー飛行場でタッチアンドゴーができること。
・ホームベース(クライストチャーチ国際空港)でILS訓練ができること。
・ATCの訓練が、旅客機に混じって国際空港でできること。
・自前の整備工場を持ち、機材の安全性が確保されていること。(訓練中に死んだら元も子もない。)
・機材の整備状況が見学自由であること。
・日本のエージェントが介入していないこと。(日本人教官は、IAANZに正式に認められた教官。)
・日本人教官であっても、基本的に英語で教育が行われること。
・日本の学校や卒業生のラインパイロットからのフィードバックから、シラバスの最適化・更新をし続けていること。
・機材や訓練内容を、教官と相談してアレンジ可能なこと。

☆英語力の向上
・滞在期間が1年と長めで、英語の運用能力向上が期待できること。
・各国から訓練生が集まるため、外国人の友人が沢山できること。(これは私の人生の目的のひとつ♪)

☆先輩との交流
・教官・先輩に実際にお会いし、連絡を取り合う中で、人間としての基本的な考え方に共感したこと。
・卒業生でラインパイロットになった方々との連絡が緊密で、すばらしいOBの方が沢山いること。
・先輩を通じて、航空会社の就職情報をいち早く入手できる可能性があること。

☆就職の選択肢
・日本国内はもちろん、海外での就職も考えられること。日本で目指すよりきびしいが、選択肢が増えるのは悪いことではない。(NZでは、就労ビザや永住権が比較的取りやすい。)



唯一の懸念は、費用。基本的にこれは、期間が長いためだ。住むところの確保も自分で行う。でも、こんなサイトもある。

期間が長いのは、シラバスを見ると学科に時間をかけるから。「日本のATPLまでNO勉強でいけるよ」という先輩もいらっしゃるほどだ。それほどのボリュームを持っている教育内容なのだ。(本当にNO勉強かどうかは、この際重要ではない。なぜかは、わかると思うけど。)

海外でライセンスを取得して、日本の航空会社に就職しようとする人は、多分いっぱいいる。就職するには、冗談ではなく「日本一」の技量を持った海外ライセンサーにならなければ、だめだ。これは誇張ではなくマジだ。そういう技量を身につけられる環境がある学校を選ぶこと自体、就職に対する武器になる。



確かに長い。金もかかる。でも、これって本当にデメリットだろうか。

単身海外に乗り込んで、自分の責任で住む場所を確保し、自分の金で飛行機の操縦を死ぬ気になって習い、英語を話す友人を沢山つくり、海外に拠点を置く日本人の方と知り合い、雲の中を飛んで、美しい湖のほとりに着陸する経験をして、世界中で通用するパイロットの免許を取得する。

お金って、こういうことに使うことが一番良い使い方だと思うのだが、どうでしょう。
たとえ日本が財政破綻して沈没しても、生きていけるように。
周りの大事な人を、守れるように。



P.S. いろいろ書いてきましたが、この学校を知ったのは、この学校で、学生→教官→NZ航空の国内線パイロットという経歴を持つ、ある方のHPを見たことがきっかけでした。まったく未知の世界に単身乗り込み、職の保証もない中で、最初のくさびを打ち込んだ勇気と意志の強さに共感したことが、この学校を選んだ最大の要因です。壮絶な体験記を是非ご一読ください。→

海外でパイロットへの道ニュージーランド

以下 参考URL
IAANZ HP(英語版)(International Aviation Academy of New Zealand)
IAANZ(日本人学生向け)
無料留学エージェントのサザンクロス



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     2010.04.23 Friday
私の同僚(同期入社)の実験報告書をたまたま、昨日見た。
すごい。こいつはすっかり、エンジニアになっている。

報告書は、「工場試作時の異常値品の原因調査」がテーマだった。ん、漢字が多くてなんだかよくわからない??

工場は、製品の出荷前に、その品物がしっかりとできているか、機械にかけて性能を測る。あらかじめ決められた値が出ないと、異常値となって出荷ができない。量産前に何度か工場試作をして、そういう問題が出ないか確かめた後、量産を開始するわけだ。

今回は、その「工場試作」の段階で、異常が出たということだが、その原因究明は、本来であれば工場の仕事だ。なぜ、開発部に回ってきたのか。それは、現場にちゃんとしたエンジニアがいないからではないだろうか。

エンジニアの仕事を一言で言えば、『クロスチェック』だ。 ・・・※1

『クロスチェック』とは、「製品Aでは発生しない事象が、なぜか製品Bでは発生する。」という状況のときに、製品Bの部品を一つ一つ、製品Aの部品と交換していって、どの部品がその事象の原因なのかを突き詰めていく、という方法だ。事象と、部品の因果関係を特定する能力があることが、エンジニアの存在意義であるから、この方法はほとんど全てのエンジニアに当てはまるとおもう。

ところが、この方法の一番の問題は、時間がかかることだ。パラメータはひとつずつしか変えられないから、最悪、部品点数と同じ回数分の測定が必要になることだってあるだろう。

だから、『クロスチェック』をすることそのものに対する根気がないと、まずできない。工場の人たちは、「そんなことをやっている時間はない」という。だが、科学とはそういうものだ。根気なしに作ったものは、後で簡単にこわれてしまうだろう。

もうひとつ、こちらのほうが重要なのだが、どの部品から手をつければ良いか、目の付け所をすぐに見つけられるかどうか。ここがエンジニアのセンスだ。それによって時間を短縮することもできる。パラメータは無数にあるのだ。先の製品であれば、部品点数は100や200を超える。ある事象に対して、この部品が悪さしているな、というイメージをすぐさま思い浮かべることができるか、これは、むずかしい。

工場の現場に、根気とセンスを持った人がいなかったことは、ちょっと残念だが、自分の同期が、現場が投げ出したその問題を引き受けて、「なぜですか?」という質問に対する答えを、しっかりと投げ返しているのをみて、嬉しくなった。

※1 「クロスチェック」のもともとの意味は、「複数の方法による調査」とWikipediaにあった。私の職場で使われている意味は、ちょっとこの一般的な意味とは違うかもしれないが、便宜的にそう呼ぶことにした。かぎ括弧(『  』)でくくるので許して。




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     2010.04.17 Saturday
みんなの就職活動日記という掲示板をご存知か。

通称「みん就」。

そこでは、日々、就職活動をしている学生達が、企業ごとに立てられたスレッドに書き込みをしたり、閲覧したりして情報のやり取りをしている。

私が昨年、C制度を受けたときも、この掲示板を見ていた。今の会社に入ったときにIDを作って、それがまだ残っていたからだ。新卒の人と混じって、時々、書き込みもした。C制度がらみのスレッドを見ていて、最も目に付いた内容の書き込みがある。

「今年は募集はないんでしょうか。。。」

みたいな書き込みだ。うーん、まぁ日本でパイロットになるには、日本の航空会社に採用される必要があるし、他の会社のスレッドではまたちょっと違うのかもしれないけれど、でも、気持ちはわかるけど、そんなこと、書き込んでどうするんだろう、と。


多くの若い日本人にとって、最初にどこの会社に入るかということはとっても大事で、決して軽視されるべきではないが、どんな会社でも、入ってみると幻滅することは想像しているよりも沢山あるはずだ。

学校と会社の最大の違いは、人間関係に直接的な利害が発生することだ。自分の行動が、他人の活動をサポートしたり、妨げたりすることが、日常的に発生する。だから、自分を擁護したり、攻撃したりする人の分布が、学生時代よりもはっきりしてくる。日々が、自分に向けられた軽蔑との戦いだ。このプラスマイナスの振れ幅が大きいことが、ストレスの主な原因だ。そうすると、就職活動で死ぬほど悩んで構築した自分の理想像が、現場で働くおっちゃんに粉々にされてしまい、こんなはずじゃなかった、とつぶやいてヤサぐれていく。

この会社に入りたい!! とその一心で、どんな情報でも良いからと、WEB上をさまよう学生の書き込みを見る。気持ちは、ものすごくわかるが、日本人が会社で学ぶことなんてのは、

 礼儀正しく接する。
 客先からの罵声に耐える。
 先輩の気分を損ねないようにそっと間違いを指摘する。
 自分が誰で、どこからきて、何をしているかにかかわらず、非難してくる人が存在する。
 正しいか正しくないかではなく、めんどくさいか、めんどくさくないかが判断の大半を占める。
 必死で働いた後のビールが世界中のどんな飲み物よりもうまい。

というようなことで、どこに入ったって同じなのだ。
運命の赤い糸は、1本じゃない。
時間は止まらない。



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     2010.04.15 Thursday
られなかった。笑

春の面談である。直属の管理職の上司と面談を行い、今期の査定結果を聞く。その他、いろいろ雑談もする。

「お前は、35ぐらいまでにこういう感じになっているべきで、こんどこっちのグループに移そうと思うんだがどうだ?」

「お前の報告書の文章は読みやすくていい。この中ではピカイチだ。」

「仕事をする上で、なにか支障になるようなことは?要望は?」


・・・結構ちゃんとみてくれているんだな。評価は伴っていないけれど。


私の会社はメーカーなので、結構外国に行くチャンスがある。外国のお客さまと現地テストをするためだ。私は英語が得意だが、一度も海外出張のチャンスはなかった。B●Wがこっちにきたとき、通訳をしたくらいだ。向こうの技術者は、英語をしっかりと話す。大卒なら普通のことのようだ。こちらは部長クラス以下、ほとんど全ての人がからっきし。メーカーは英語苦手な人が多いから、海外で仕事をしたくてうずうずしているような人は、入ってみるとよろしいよ。

私は専門卒でこの会社に入ったが、工業大学に在籍していたこともあり、文系の職種で採用されて、研修中に開発部に配属になった。図面も引けるようになったし、英語のやりとりは電話で鍛えられたし、今は製品の組バラシもできる。結構楽しくやっているのかもしれない。専門卒ということで、同期より月給で2万低い給料で働いていた。学歴が問題なのかと、通信制の大学で働きながら単位を取り、学士をとってみたが、総務のおばちゃんに

「新卒時の学歴できまっちゃんうですよ、全て。」

といわれ、給料は上がらなかった。そして今日、やっと大卒の新卒と同じ基本給になった。4年間かかった。もうすぐ退職だけど。笑 その間に同期と同じ仕事をし、差がついた給料は2万×12ヶ月×4年=96万!! 約100万円違ったことになる。どうでもいいんだけれど、そんなこと。笑 金は、人生において金は、重要だが、それは石垣であって天守閣ではない。それを仰ぎ見てはいけない。

あ、でも、給料がいいところがいいというなら、基本給もそうですが、出張の多いところを狙うと良いですよ、出張手当が現金で振り込まれる会社は、税金かからないですからね。このパフォーマンスはすごい。

面談の前日に、グループを変えるぞと事前に知らされていた。もし避けられなければ、今日の面談で退職の旨を伝えようと考えていた。歓迎会の数週間後に送別会をやらせるわけにはいかないと考えたからだ。だが、あくまでこちらの反応を知りたかっただけのようなので、とりあえず保留となった。まだ退職を伝えてはいない。


タイミングは難しいが、私の優先順位は変わらない。


p.s.ちなみに、通信制の大学は、安い。大学で友達をつくって遊びほうけることもいいかもしれないけれど、単純に就職のためのライセンス(学士)が欲しいだけなら、お金かけずに取れるこの制度は結構良いかもしれません。で、働いて、貯金して、夢ができたらその貯金でブーストかけて一気に夢をつかみに行く。クール。



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     2010.04.11 Sunday

海外に勉強しに行くには、資金を円から現地通貨に換える必要がある。大体は銀行に行き、そのときのレートで交換し、現地の口座に送金するようだ。ただし、これ、結構手数料がかかる。

例えば、アメリカドルの値段が今、93円だとすると、95円くらいで両替する、というような具合だ。1ドルあたり2円の手数料が上乗せされている。学費・その他が40,000ドル位だとすると、2円×40000で8万円も手数料を取られることになる。また、銀行に送金するのだっていろいろかかるようだ。送金するときの手数料、向こうの銀行が受け取る手数料(リフティング・チャージとかいうらしい)もある。銀行に多額の金を送金する必要があり、手数料には、注意する必要があるだろう。

また、将来円安に振れると、何十万円というお金が追加で必要になるかもしれない。円安リスクを考慮する必要もあるのだ。

なにか、手数料を節約し、円安の影響を和らげる良い方法はないのかと、インターネットを渡り歩き、こちらのサイトをみつけた。大変参考になるので、興味のある方は是非どうぞ。

参考:手数料を節約して便利に海外送金する方法
  上記サイト内ページ:☆ 海外送金早わかり 米ドル
  上記サイト内ページ:☆ 外貨受け渡しの利用

ページの右側にカテゴリがあるので、興味のある項目を読んでみると良い。特に、外貨受け渡しの利用というカテゴリには、FXを使った具体的な外貨調達方法が載っている。

ちなみに、私は上記サイトを参考に 外為どっとコムに口座を開設し、ちょこちょこ買い建てをしている。いろいろ勉強したかったのと(最大手で情報がとにかく豊富なのだ。)1000通貨単位の取引ができるので小額から始められ、あわよくばスワップもと考えたのだ。でもコレが難しい。安いときに買って、高いときに売る。鉄則だが、往々にして高掴みしてしまう。慣れるまで、 バーチャルFXで練習するのも良いかもしれない。デモ取引だから損することはない。(真剣度は、まったく違う。笑)

まぁ、あくまで外貨受け渡しだから、ロスカットさえさせなければ、今のレートで確実に交換できるということ。円高リスク(あ〜もうちょっと待っていれば安く調達できたのにー!!)は回避できないが、円安リスク(ぎゃ〜もっと早く買っておけば安く調達できたのにー!!)を回避することはできるということです。どちらになるかは、神のみぞ知る。



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     2010.04.06 Tuesday
日本航空が運航した全ての路線に乗務した唯一の機長、小林宏之さんが先日勇退されたが、昨日本屋に行ったら本を出されていた。見出しは、その中からの引用である。

機長の「集中術」 小林宏之 (著)


特別なことが書いてあるわけではないのだが、随所に切れ味の良い着眼点があり、たくさんメモをとりながら読んだ本になった。


見出しの意味は、こうだ。怪我をしてしまったら、夢もへったくれもない。乱暴な運転をする人は、「事故にあってもかまわない と考えている度合い」が、大きく多大な努力と時間を要する夢を持っている人と比べて小さいということ。だから、その人の運転を見れば、その人がどれだけ大きな夢を抱えているかがわかる。

同じ理由で、

『駅では黄色い線の内側を歩くし、横断歩道で信号待ちをするときは歩道のふちに立たない。』と。日々の小さな危険に、自分からは近づかない。


とか。


また、国際線のパイロットにとって、「寝不足で仕事をすること」は折込み済みだという。

普通、「今日、私は寝不足です。」といって仕事をするというと、ばかやろうといわれるかもしれない。だが、考えてみれば、寝不足でも仕事をしなければならないときは良くある。そういうとき、最も重要なのは、「自分は今、寝不足である」ということを確認することだ。その自己認識さえあれば、パフォーマンスは落ちるが、決定的なミスをしないようにオペレーションのレベルを自ら下げることもできる。

ばかやろうといわれても、寝不足です、と周知することで、仕事への支障を最小化できるのであれば、それはとるべき手段なのだ。



とか。



話は飛ぶが、妙に印象に残ったくだりがある。

『君たちに問う。国家が君たちに何をしてくれるかではなく、君たちが国家に何をできるか、と。』

これは、第35代アメリカ合衆国大統領のジョン・F・ケネディの、大統領就任時の演説のくだりの一部だ。この本を始め、いろいろなところで引用されている。一度は聞いたことがあると思う。私もあった。ただ、国家という物々しい語彙に、違和感を感じていたのか、あまり好きな言葉ではなかった。

ところが、この本の中でみたこのセリフは、妙にリアルだった。仕事をやめて、何百万も払って、職の保証のない世界に飛び込もうとしているメンタリティでこのセリフをみると、とてもリアルに思えてくるのだ。

国家という言葉を、社会とか会社とか学校とか家族とか友達とか恋人とか掃除のおばちゃんとかそういうことに置き換えてみれば良いのだ。受け取る側になるのか、与える側になるのか。どうするんだお前は、と問いただされているようだった。

車は、安全運転で。



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     2010.04.04 Sunday
昨日、今までとは違うフライトスクールの懇親会に参加してきた。
卒業生や現在CABチェックに向けて訓練中の方が集まる恒例の飲み会らしい。

この学校はどうだったか。

とてもすばらしい学校だった。もうひとつの候補の学校と同じように、訓練の質を最も重要視し、かつどうしたら訓練費用を抑えることができるか、商売っ気なしで真剣に考えているところだった。


訓練費用は、とても安くできる。それはこの学校が日本の免許取得も自前でやっているから。もうひとつの候補の学校は、海外に拠点を置いている学校なので、当然取得免許は海外のそれだ。そこから日本の学校に入校してさらに訓練を受ける必要があるため、そこからさらに金がかかる。

ただし、何度も書いているように海外の訓練でも、質を高めることに尽力しているため、就職するときまでに大変な技量が身につくことは、どちらも一緒だ。持っている免許が日本のものか、海外のものかの違い。

ぐちゃぐちゃ考えていてもわからないので、項目を決めて、ちょっとグラフにしてみた。



ここから、重み付けをする。

つまり、上記は誰にでも当てはまる、両方の学校の性格の違い。これに、「私にとって何が重要か」という観点で、項目に点数をつけていく。1-5点の範囲で。点数と掛け算し、総合点を再度グラフ化。



日本でパイロットになる、という一番の目的に対し、「英語力の向上」という項目は間接的なもの。だから、重みは3点となり、重み付け前は5点で最高点だったのが、重み付け後は25点満点中15点(5点×3重み)となっている。それでも、英語力の向上はパイロット以外の仕事につかなければならない状況になったとき、につぶしが利く。なにより英語は私の武器のひとつで、一生付き合っていくつもりだ。

自分にとって何が重要かは、一人一人違う。それが、一般的なアドバイスができない理由だ。最後は、自分で決めなければ。



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     2010.04.03 Saturday
4月1日にアップすると嘘に聞こえそうなので。笑

航空無線通信士結果

航空無線通信士、合格してました。
今日はそんだけ。






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     2010.04.01 Thursday
大人になって働くまでは、社会ってのはもっときちんとしたところだと思っていた。

だって、電車は2分おきに走っているし、地上何百メートルという高さのビルは乱立しているし、レストランだって星の数ほどあるじゃないか。きちんとしていなかったら、そこらじゅうで電車がぶつかり、ビルが崩れ、食中毒が起こっているはずだろう。きっとあれだ。国とか政府とか、そういうところががっちりルールを作っていて、過去の失敗に学んだ体系的なルールを作っていて、皆それにしたがっているから大丈夫なんだ。。。

そんな風に思っていた。でも、会社に入って、そうではないことに気が付いた。

毎年毎年、同じことを繰り返している。テストで作った試作品の性能を量産品に再現できないとか、性能改善を裏付けるデータが取れていないとか、タイムカードを押し忘れて総務が迷惑をしているとか、とにかく

「前は、どうだったんですか?」

という質問に答えられる人はほとんどいない。大体は、「おれは途中から入ったから前のことはよくわからないんだよね」と。良くても、「あの時はこれをこーやってうやむやにしちゃったんだよ」ぐらい。行動の基準は「めんどくさいか、否か。」

でも、日々、飛行機は飛んでいるし、日本車は壊れないし、ブログの記事が消えたりすることもない。

相変わらずちゃんとしているじゃないか。どういうことだ。

それは、ちゃんとしている人もいるからだ。少ないけれど。そういう人たちは、現場で実際に業務を行っている人であることが多い。実際に飛行機を操縦したり、実際に部品を組み立てたり、実際に料理を作ったりしている人たちだ。決して、国や政府がガイドラインを作っているから、ではない。最前線の人が、どれだけの責任感と気配りと如才のなさで事に当たっているか、ただこの1点に立脚している。

フライトスクールだって同じこと。

良いパイロットを育てたいというモチベーションを持った教官がいて、就職先の現場と常に情報交換を行い、シラバスを更新し続けていること。これが良いフライトスクールの「ソフト的な」条件だ。

これに加えて、十分な広さの訓練空域がある、天候が安定している(あるいは、天候が日本と似ている)離着陸訓練が順番待ちなしにできる 実際のATCで練習ができる。ILSの訓練が(できればホームベースで)できる。学科の時間が多く取られている。機材の安全性が確保されている(できれば自前の整備場で)機材の選択肢が抱負だ、シミュレータ訓練ができる、ブリーフィングが気が済むまで無料でできる、費用の明細が細かく提示されている、などの、「ハード的な」条件がある。

卒業生がエアラインパイロットになっているかは、重要だが気をつけなければいけない。その学校のみの成果ではない場合があるからだ。どんなに立派な広告を出していようが、そんなことはまったく意味を持たない。外向きに良い面をするのは、誰にでもできる。嘘を本当のように並べ立てることは案外簡単なものだ。社会で働いて、そういうやつらを嫌というほど見てきたはずだろう。

自分がどっち側の人たちと学び、働きたいか。目の前の人は、どっち側の人間か。
それは、自分の目で、確かめるしかない。



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プロフィール
2010パイロット訓練
2013インストラクター
2018エアライン

命を削って、ニュージーランドでキャリアを掴む
ブログ移行しました。
2018年9月から、note.comに移行しました。
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