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     2012.07.15 Sunday
航空会社の特集がテレビに映るとき、興味があるのでよく見るのだが、複雑な気持ちになる。

特にパイロット特集。操縦士として出てくる精悍な顔つきをした人たちは皆だいたい私と同じ年齢だ。彼らはとにもかくにも日本の航空業界という大きなフィールドの中に入って、仕事をし、給料を得ている。20代前半でしっかりと潮流に乗って、お金をかけた良い機材と訓練で一流になっていく。




私が、前の会社の先輩から翻訳の仕事を2日という納期でもらって週末つぶしてヒーコラ言っている間も、彼らは航空業界に貢献し続けている。給料だって違う。私が稼ぎだす給料の何倍のお金をもらって、大きな飛行機を飛ばして、盤石の人生を送っておられるようだ。


私はいったい何をやっているんだろうか、と思う。


人生は短い。30歳目前になって今の自分の立ち位置を俯瞰してみると、その疑問は現実的な恐怖にさえなる。でも、最近は日本の航空会社も積極的に自費で訓練してきた社会人経験のあるパイロットを訓練生として雇い始めている。がんばってパイロットになれれば、今からだって一流になることは全くもって不可能ではない。実際に私の先輩も順調に進んでいるようだ。日本でやれば、今からでも間に合うのだ。


わからないのは、私がなぜか日本の航空会社で一流を目指す道を選ばなかったということだ。


私はどうしてニュージーランドに戻ることを決めたのだろうか。かの地で教官からエアラインを目指すということは、わざわざ時間がかかるやり方を選ぶということだ。「一流」のなり方、過程が違う。ニュージーランド(というか日本以外)では、小型機で飛行時間をためて、時間がたまったら初めてエアラインの募集に手が届く。だいたい日本の訓練生がエアラインに応募できる時間のざっと3倍強。そして、機長としてどんなオペレーションをしてきたかを見られる。実質的にはその時間というのは最低ラインなので、さらにその倍以上飛行経験が必要とされることも少なくない。



小型機というのはお客さんがすぐ隣にいる。教官なんてまさにそうだ。ペーペーのときから自分が乗員乗客の最後の砦になる。それは、副操縦士としてライン機に乗るのとは違う感覚だろう。自分の経験からもそれは確かに言える。つまり機長として誰かを乗せて、その全責任を自分が負うという経験をどれだけしてきたか。少なくともニュージーランドでは、それをエアラインの仕事に就くスタートラインに据えている。ゆっくり、時間をかけてその責任の重さを自分の糧にしてきた人が、エアラインに行けるようになっている。



だから、小型機の教官というのはだいたい若い人の仕事なのだ。当然、給料も安い。マックのバイトより安い。笑


こんな状況に私はなぜあえて飛び込むのだろう。なんで最短距離を行かないのだろう。パイロットになりたいのなら、さっさと日本の航空会社に雇われることが普通に考えたら一番の近道なのに。(もちろんそれだってとても大変なことだけど。)このことについては、帰国してからさんざん考えた。言語化した理由もそれなりにある。でも、最もコアな部分は、もう直感としか言いようがない。私には、多分、こっちのほうがいいのだ、なんだか良くわからないが、自分の"intuition"がそう言っている。それが、宇宙に「へこみ」をつける最前の方法なのだと。それに従うには、確かに勇気が必要だ。



今は恐いけれど、多分これが正解なんだ。目の前のことに集中しよう。あぁ、納期が。。。











     2012.07.12 Thursday
手段と運用について

前回の記事で紹介したブログの炊事のロジスティクスという記事で、こんなことが書いてあった。


「「自炊で1年間を乗り切っていく」ことは、恐らくは相当に高度な知的作業であって、今日から1週間どんなものを食べ、それにはどんな材料が必要で、今日の買い物で何を買い、それをどう加工すれば一定期間の保存が利くのか、そのあたりを学ぶためには「クックパッド」では足りない気がする。」


前回の記事で書いた教科書に書かれていないけど存在する情報とは、まさにそういうことで、料理本を見ながら料理を作ることはできても、そのときに買った材料で1週間、1ヶ月、1年間と違うレシピでまわす、というのはまた違う技術がいる。筆者は、これを「手段と運用」と表現されている。


例えば、私がNZの学校に行ったときも似たようなことは経験していて、訓練そのものよりスムーズに渡航するということ自体、一大プロジェクトかと思えるほど大変だった。思いつくだけでも、

・学生ビザ取得
・NZドルへの両替(FX)
・シティバンク口座開設
・入学申し込み
・入学金の送金
・入学証明入手
・宿泊証明入手
・残高証明 
・健康診断
・ビザ
・渡航
・航空身体検査
・退職手続き
・自家用車売却
・失業保険手続き
・自家用操縦士法規受験
・気象予報士受験
・健康保険手続き
・年金手続き
・住民票取得
・住民票を抜く手続き
・航空チケット手配
・無犯罪証明取得
・国際免許証取得
・・・・

運用のプラットフォーム

ビザなどの優先順位が高いものからきわめて個人的な優先度の低いものまで、これだけのことを一緒くたに並行して進める必要があった。さらに、これらは複雑に絡み合っていて、例えばビザ取得までに残高証明を取得しなければ行けないが学費を送信してしまうと一時的に口座のお金が減るので、、、とか、ビザ申請のためにパスポートを大使館に預けてしまうと、他にパスポートが必要とされるタスク(無犯罪証明とか)を進めることができなくなる等。こういうのは、やってみて初めてわかるので、まさに「運用」を知らなければ苦労するところだろう。ただ南半球の小さな国に移動するだけで、こんなにやることがあるのだ。

私はこのとき、ガントチャートという製造業でよく使われるプロジェクト推進用のカレンダーを、自分でアレンジして使ってみた。別にすごいマクロを組んだりしているわけではなくて、適当に罫線を引いただけのただのエクセルシートだけど、そのときの経験は、今回再渡航を計画するにあたり大変役に立った。何週間もかかっていたスケジュール調整が、1時間でできてしまう。工夫したのは、工数の見積もりを省いたことと、最小単位を日単位ではなく、週単位にしたこと。このくらいのラフさがないと、決まっていないイベントを大胆に置いていけない。経験で得た運用を使い回すと、仕事が回りだす。このエクセルシートが、私にとって「運用」だったのだ。

ということで、試しに下記に置いてみた。よかったらお試しを。ただし、ビザ関係については資格のある人しか案内ができないことになっているようです。具体的な内容については、大使館のホームページを参照ください。また、このファイルを使用して発生したいかなる損失についても、私は責任を負いかねます。ご自分の責任においてご使用ください。(念為)

置き場所はこちら




ちなみに本当のガントチャートの作り方はこちら。ダウンロードもできるらしい。(ウィキペディアより)



すげー。5分19秒で作ってるぞ、私のなんか使うまでもないかも。笑 







     2012.07.11 Wednesday
最近首ったけになっているあるブログについて。

こちらのブログです。きっかけは、翻訳の仕事中に「ロバストネス」という概念について調べていて、グーグル先生に導かれてたどり着いた。読んでいくうちに頭が翻訳からパイロットになってしまい、仕事に支障が出そうになったので、タイトルをメモして家で読みあさった。現在、2008年の12月まで読んだ。筆者は医師の方で、危機管理とか過誤の防止とか、しかもそれを、経験の浅い研修医でもできるようにするとか、最近私が考えていたこととよくフィットした。記事の中に見出しをつけるスタイルも、こちらのブログの影響だ。こんな風に→


やってみないとわからないこと
考えてみれば、医者とパイロットというのは「時間的プレッシャーの中で人命に関わる意思決定をする」という点でいろいろと共通点が多い気がする。先日、池袋のジュンク堂でふと思い出して普段は行かない医療、看護系の棚に行くと、研修医のためのマニュアルというのがたくさん出ていた。「初めての当直」とか、「症状別当直マニュアル」とかいうタイトルを見て、ああ、パイロットにもこういうのがあればいいのにな、と思った。

どこの業界でもそうだろうけど、知識を見て聞いただけですぐに仕事ができるようになるかというとそんなことはない。教科書に書いてある文章の行間にある情報というのは確かにあって、それが見えない人はテストでいい点をとっても、実際の運航はできない。運航を問題なく遂行するには、燃料を入れて、フライトプランを作って、プリフライト点検をして、、、といろいろとやることがある。こういうレベルでの情報は教科書に書いてあるんだけどたとえば、

「動きながらやるTaxi checkのときに各計器へ目を配るリズム」とか

「PAX席のシートベルト確認では、ベルトを強く握って揺するとお客さんにケアしている印象を与える」とか

「不時着時はバカみたいにゆっくりと、むしろルンルンで楽しそうに聞こえる無線を入れることで落ち着きを取り戻せる」とか

「お客さんに不安を与えないプロっぽい地図の見方」とか


そういうあほみたいなことは、書いていない。あほみたいだから。

だが、一見あほにみえることが、運航をスムースにする上で実は重要だったりする。こういうのがないと、点と点がつながったような仕事になってしまうので、フライトがどこかぎこちない。でもそれはなぜかは、教科書には書いていない。先日のジュンク堂で見たマニュアルには、どちらかと言えばそういう「教科書の行間」をついているようなものが多かったように思う。いろいろあるのだろうけど。

私のこのブログは、そういうニッチな情報を埋めていけるといいな、なんて思って書いているところがある。それは飛行機の運航レベルから、訓練中の生活レベルまで。空には素人だった20代後半の社会人がパイロットを目指すと、こういうことになりました、というのを日記形式で公開するのは、私のストレス発散という意味もあるが「手段」ではなく「運用」を公開したいと思っているところがあるのだ。

手段と運用の違い?それはどういうことかというと、、、続きは次回。











     2012.07.10 Tuesday
PPLの頃のブログを読み返していて気づいたこと。

なぜパイロットになりたいのか
とにかく、いろいろと考えているようだ。何せ、飛行時間3時間でうまく飛ばせないことに自己嫌悪を感じ始めている。凄まじいまじめっぷりだ。なんとつまらん男だろう。

私はパイロットになろうとして一度失敗していた人間だから、パイロットになることに対して、お金欲しいからとか、女の子にもてたいからとか、そういうフジュンな動機をあまり考えたことがなかった。(本当だって!笑) ただただパイロットになりたかった。で、そんなフジュンなことを考えてるやつは「なりたくてもなれない」というつらいことを経験したことがない人で、本当のパイロットじゃないんだと思っていたフシもある。でも、もちろんそんなことはない。

世の中には、死ぬほどパイロットになりたいと思っていなくてもなっている人や、女の子にもてたいからパイロットを目指した人というのは、きっといるだろう。運試しに自社養成を受けて、そのままうまくいった人もいるかもしれない。そして現実にはそういう人たちが今日も仕事をしているから、飛行機が飛んでいるわけだ。つまり「本当の」パイロットは彼らなのだ。多分、そういう人たちに対する嫉妬心があったのだと思う。

最近はだいぶ冷静になって、そういう「下世話な動機」というのもこれはこれで結構重要だとおもえてきた。そういう視点に立って思い出したのは、教官から言われたこんなこと。「トップガンをみたとか、木村拓哉になって柴咲コウみたいな整備士とハワイに行くとかどんなくだらないことでもいいから、なぜパイロットになるのか、という問いへのシンプルな答えを持っていた方がいい。」確か、そんな内容だったと思う。


言われたときは、実はそんなにピンとこなかった。


だって、私が「死ぬほど」パイロットになりたいというのは自明もいいところで、今更パイロット以外の仕事は考えられないし、自社養成の試験を受けていたときにさんざん自己PRで練ったストックもあるし、なぜパイロットになりたいのか、今更そんなことを考える必要がわからなかった。


でも、最近は少しずつわかってきた。


偶像としてのパイロット
まず言えるのは、そういう下世話なレベルでの動機がないと、パイロットというものを偶像化し、崇拝の対象にしてしまう可能性があるということ。自分が精一杯、真摯にこの職業に向き合えば向き合うほど、パイロットだってただの人間で数ある職業のひとつでしかないという単純な事実が見えなくなる。何かを崇拝することは、注意力がその一点に向いているということだから、業務レベルでも悪影響があるかもしれない。

パイロットなんて、どこにでもいるただのおっさん、おばさんだ。

欲も、野心も、親切心もあるし、家族を持っていれば、給料が気になる。それ以上でもそれ以下でもないし、いいことでも悪いことでもない。糧のために働き、生きているという側面。要はバランスだ。飲み込まれてはいけないのだ。


シンプルにする
もう一つ言えるのは、航空業界と離れているときにモチベーションを保つ糧になるということ。下世話な動機は具体的だから、そういうものを持っていると、なぜなりたいのか、という問いに0.2秒で答えられる。目の前に見える「おいしい」状況が欲しいと思っているだけだ。難しい理屈はいらない。いつでも動機をシンプルに保っていられる。

そういう、ある種がんばらない姿勢が、息の長い努力を結果的に支えるのだろう。下手に考えだすと、訓練をしているときはいいが、居間の私のように飛行機から離れてお金を貯めるときなどに本当にパイロットになりたいのだろうか、などと自問し始める。私の場合、それはNZに戻るという決断をしたきっかけになったが、日本をターゲットにしている人が悩みだすと、ハマる可能性がある。訓練に必要な金額がとにかく膨大だから。ひょうひょうとしている人がうまくやるのはその辺に秘密があるのかもしれない。


PPLの記事、読み進めるとこんなことを書いている記事が。

「飛行機は、難しい。今は、あんなでっかくて速いやつを飛ばせる気になんかこれっぽっちもせぬ。でもいつかあそこの窓から、こっち側を見る日が来るのかな。そのときはどんな気持ちでこの文章を読むのかな。」


西風の日にAir NZの飛行機でNZCHのRWY29に着陸して、Taxi way Echoをタキシングするコクピットの中から給油中のトマホークに向かって手を振る。

全然下世話じゃないが、いい絵じゃないか。この絵を目指していこう。長い道のりだなー。



     2012.07.01 Sunday
だいぶ遅れてしまったが、私の母校に新しい日本人教官が誕生したので報告したい。

何を隠そう、私の同期のMAKIである!!えー、本日は、まきさんに一言もらっておりますのでまずはなんと初公開の素顔ともにそちらから!!このブログに私以外の人がauthorとして言葉を書くのは初!!





【自己紹介】
Maki Yamaguchi。Ashの同期。中学生の時に初めて乗った国際線旅客機で、パイロットを自分の職業にしたいと決意。大学で気象学を学び、卒業後某航空会社の地上職として入社3年半で訓練費を貯め、ニュージーランドに渡航。1年でCPLまで取得し、その後C-cat インストラクターの道を選ぶ。現在Canterbury Aero Clubのインストラクターとしてパートタイム勤務中。

【コメント】
これからパイロットになりたいという人へ。日本にいると色々悩むこともあると思いますが、せっかくやりたいことがあるのに実行しないのはもったいない!後悔はしないように、自分にとっての”本当の幸せ”とは何かを考えて一歩を踏み出して見てください。一歩先にパイロットの道を選んだ者として言えることは、この決断を一度も後悔したことはないということです。一度踏み出してしまえば、勉強とFlightと、忙しくて後ろを振り返っている暇はありません。きつい事ももちろん沢山待っていますけどね(^_-)前を見て進んでいくしかありません。少しでも、同じ思いで日本にいらっしゃる方のお手伝いができたらなと思います。何事も楽しむ心を持って、自分の信じる道を貫いてください。


うーむ、素晴らしい。今度私が訓練のためにNZに帰ったときは、ぜひ慣熟飛行をお願いしよう。笑


【いいことは2つない】
MAKIも私と同じく、社会人を経験して自費で訓練をしてきた人間だ。だから、日本で同じような境遇にあり、悩んでいる人の力になりたいと思っている。それにはまず「本当にできるのか??」という声に「できますよ」と胸をはって答えるための実績を作らなければ行けない。そういった点で、このニュースは多くの(特に自社養成などのパイロットの出世コースから外れた人たち)に対して吉報となるのではないだろうか。

ただ、忘れないでもらいたいのは、決して簡単な道ではないということ。この道を選ぶには、度胸と戦略と根気と時には運も必要だ。なぜなら、何かを得るためにはほかの大切な何かを捨てなければならないことが多いから。

例えば、MAKIのように、NZで教官をするということは日本で安定した会社員になるという選択肢を捨てること。両親や親しい友人と離れて暮らすということ。パイロット=高給取りという方程式が成立する条件の外に身を置くということ。笑

パイロットにいいことは「2つ」ない。ウェザーでダイバートしてお客さんの命を守る代わりに、お客さんから大ブーイングを受けるのは宿命というもの。度胸と戦略と根気と運がないと「何かを得るために何かを捨てる」という選択はできない。


【なんとかする人たち】
MAKIは今、やっと教官のスタートラインに立ったが、教官になったからといって自動的に生徒がもらえるわけではない。Seniorityといって、NZでは意外と年功序列(年齢の高低ではなく経験の大小である。)の意識が高く、ぺーぺーにはいどうぞと仕事をくれる訳ではない。みーーんな順番待ち。その間、給料は飛んだ分しかもらえない。どうするのか。

なんとかするしかない。自分でなんとかするしかないのだ。学校がやってくれるわけではない。会社がやってくれる訳ではない。国がやってくれる訳ではない。自分でその打開策を考えて、人の意見を聞き、実行して、問題を解決する。失敗したら、自分の責任。でも、パイロットっていうのは本来そういうものだと私は思っている。甘いもんじゃない。

でも、本気で自分のやりたいことに打ち込みたいと思っている人がいて、それがもしパイロットになるということだったら、私やMAKIが手伝えることは少しはあるかもしれない。私たちも、日本で飛んでいる先輩も、私たちの教官も皆そうしてきたし、今も自分自身のことで必死だが、だからこそアドバイスできることというのもあるだろう。そういう自立した人たちの流れを脈々とつくっていきたいなと思う。

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