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2012.09.23 Sunday
ぐだぐだと迷っていたが、やっぱりニュージーランドに行くことに決めた。
2つ選択肢があってどちらかを捨てなければならないことを、失うものがある、考えたのが迷いの原因だった。どっちだって一緒だ。こういう迷いは良くない。どちらを選ぶにしても、準備が必要で、準備する為にはそのための時間が必要だ。どちらかに決めないと、時間だけが無駄に過ぎる。エンジンが止まった飛行機の上から2つの不時着地点をいつまでも見比べているようなものだ。その間に最も重要な高度を失うことほど間抜けなことはない。
アホだ。
不安材料はいくつかあって、考えようによってはそれらは決定的とも思える性質のものだ。つまり「無理なんじゃないの」と思えるようなものだ。でも、そのくらいで丁度いいんじゃないだろうか。困難なイベントとの戦いがまったくない人生というのもつまらんだろう。これは私の戦いだ。なにも敗戦国の総理大臣をやるというわけではないのだからして。
ということでさっさと航空券を取った。
そして、まさかのニュージーランド航空!!しかもトリプル(777)!!試しに座席指定をコクピットにしてみたら、、、ははは、NZっぽいね。
全部で10万くらい。いつか社割で乗ってやる。
2つ選択肢があってどちらかを捨てなければならないことを、失うものがある、考えたのが迷いの原因だった。どっちだって一緒だ。こういう迷いは良くない。どちらを選ぶにしても、準備が必要で、準備する為にはそのための時間が必要だ。どちらかに決めないと、時間だけが無駄に過ぎる。エンジンが止まった飛行機の上から2つの不時着地点をいつまでも見比べているようなものだ。その間に最も重要な高度を失うことほど間抜けなことはない。
アホだ。
不安材料はいくつかあって、考えようによってはそれらは決定的とも思える性質のものだ。つまり「無理なんじゃないの」と思えるようなものだ。でも、そのくらいで丁度いいんじゃないだろうか。困難なイベントとの戦いがまったくない人生というのもつまらんだろう。これは私の戦いだ。なにも敗戦国の総理大臣をやるというわけではないのだからして。
ということでさっさと航空券を取った。
そして、まさかのニュージーランド航空!!しかもトリプル(777)!!試しに座席指定をコクピットにしてみたら、、、ははは、NZっぽいね。
全部で10万くらい。いつか社割で乗ってやる。
2012.09.16 Sunday
NHKの土曜ドラマスペシャルで今「負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂〜」というのをやっている。面白い。吉田茂についてWikipediaで調べていると、主演の渡辺謙のインタビューが載った記事を発見した。そこで共感したことについて、記事を引用しながら述べてみたい。(以下、引用部は枠で囲って示す。)
「吉田茂役に重ねた経験!渡辺謙がこだわる“日本の俳優”という価値 トレンディネット」
「物事を進展させる」という言葉が、最近仕事をしていてよく考えていたことに少しピンときた。会社内を見回すと二通りの仕事をしている人がいる。一つは、物事を進展させる為の仕事をしている人、もう一つは、物事の進展にあまり関係のない仕事をしている人。まぁ私がどっちに属しているかはこの際深く言及はしないが。(笑)
私もできるだけ物事を先に進める仕事ができる人間でいたいと思っている。そして、物事を進めるコミュニケーションというものがあるようだ。それは文化ごとに異なるルールを持っていて、大切なのはルールに差異があることを知っていること。自身の経験に照らして語った次の文から、そんな印象を受けた。
ドラマの中の吉田茂は、外交官だった。敗戦国の外交官だ。ルールが決定的に異なる中で、敗者が自らの要求を通すというのはほとんど不可能に近かったはずだ。ただ、少なくともルールが異なることを知っていたために、彼は天皇の戦争責任を回避するという一番欲しかったものを手に入れることができた。物事は前に進んだ。それを演じる役者も、その差異に気づいている人でないとできなかったのかもしれない。
今の自分に当てはめてみよう。例えば、私がこれからニュージーランドで教官の仕事を取ろうとした場合に学校の社長やCFI(Chief Flight Instructor)と取るコミュニケーションと、日本でパイロットとして就職しようとした場合に航空会社の役員面接を受けるときに取るコミュニケーションにも、同じような差異があるのかもしれない。ガッとひけらかすのか、手探りでやるのか。そこに自覚的にならないと欲しいものは手に入らない。大げさに言うつもりはないけれど、ニュージーランドで外国人として仕事を取るということも、異なるルールの中で欲しいものを手に入れるという点で「外交」なんだと思う。
日本と海外の映画撮影現場の違いに話は移っていく。
なんか、航空業界にもありそうな話だな、と。
「吉田茂役に重ねた経験!渡辺謙がこだわる“日本の俳優”という価値 トレンディネット」
マッカーサーと英語でやりとりするにしても、何故、ほかの人ではなく、吉田だけがちゃんと物事を進展させていくことができたのか。中略 外国人というのは、持っているものを「ボン」とテーブルの上に広げて「さぁ、どれをとる?」とやったほうが、「そうか」と前に乗り出してくれる、みたいなところがあると思うんです。
「物事を進展させる」という言葉が、最近仕事をしていてよく考えていたことに少しピンときた。会社内を見回すと二通りの仕事をしている人がいる。一つは、物事を進展させる為の仕事をしている人、もう一つは、物事の進展にあまり関係のない仕事をしている人。まぁ私がどっちに属しているかはこの際深く言及はしないが。(笑)
私もできるだけ物事を先に進める仕事ができる人間でいたいと思っている。そして、物事を進めるコミュニケーションというものがあるようだ。それは文化ごとに異なるルールを持っていて、大切なのはルールに差異があることを知っていること。自身の経験に照らして語った次の文から、そんな印象を受けた。
記者:それはやはり、渡辺さんのこれまでの海外経験から、そうするものだという実感があったということでしょうか。
渡辺: ありますね。たとえば、自分のキャリアや能力、そうしたものをひけらかした瞬間、あいてもガッと寄ってきます。自分が胸を開いたとき、相手も開いてくれる。そうした瞬間が、いままでたくさんありましたね。日本人というかアジアでは、そうした関係性を手さぐりで進めていく感覚があるんですけど、西洋、米国を含めてヨーロッパでは、こちらがポンと開いた瞬間、向こうもポンと開いてくれる瞬間が多かったんです。ですから、吉田も、そういうタイミングを掴むのが上手かったんだろうな、と…。
中略
記者:日本の制作現場とはまたちがう感覚なんでしょうか。
渡辺: 同じだとは思いますけど…。ただ国内現場は、言葉が通じたり、価値観がそんなにちがわない中で、だいたいこう思っているんだろうなという、ある種の錯覚で成り立っているようなところもないとはいえないですね。
ドラマの中の吉田茂は、外交官だった。敗戦国の外交官だ。ルールが決定的に異なる中で、敗者が自らの要求を通すというのはほとんど不可能に近かったはずだ。ただ、少なくともルールが異なることを知っていたために、彼は天皇の戦争責任を回避するという一番欲しかったものを手に入れることができた。物事は前に進んだ。それを演じる役者も、その差異に気づいている人でないとできなかったのかもしれない。
今の自分に当てはめてみよう。例えば、私がこれからニュージーランドで教官の仕事を取ろうとした場合に学校の社長やCFI(Chief Flight Instructor)と取るコミュニケーションと、日本でパイロットとして就職しようとした場合に航空会社の役員面接を受けるときに取るコミュニケーションにも、同じような差異があるのかもしれない。ガッとひけらかすのか、手探りでやるのか。そこに自覚的にならないと欲しいものは手に入らない。大げさに言うつもりはないけれど、ニュージーランドで外国人として仕事を取るということも、異なるルールの中で欲しいものを手に入れるという点で「外交」なんだと思う。
日本と海外の映画撮影現場の違いに話は移っていく。
ただひとつ言えることは、映画産業の中でも俳優たちだけが行ったり来たりしているだけで、スタッフは行き来できてないですよね。中略 録音や照明、スクリプトライターなんていう人たちも、行ったり来たりできる環境がもっと整ってくると、日本の映画産業ももっとオープンになっていくだろうし、技術的にも高くなっていくと思うんですよ。それがまだ叶わないのは、日本が大きな海峡をそこに作ってしまっているからなんじゃないかな、という気がしますね。
中略
僕が行き始めた2000年代前半には、海外で日本人スタッフに会ったり、若い子が向こうの大学に入って勉強して、そのままその業界に入っていたりもしました。ただ、その彼らがなかなか戻ってこられない。戻ってきたとしても、また1から徒弟制度から始めなければならないのだとすると、海外で培った技術をなかなかこちらで発揮できないんじゃないでしょうか。
なんか、航空業界にもありそうな話だな、と。
2012.09.09 Sunday
一部の海外のエアラインは英語の要求レベルが日本より高いところがある。その例を挙げてみよう。
ジェットスターのリクルートサイトには、各国のジェットスターの募集が並んでいて、その中には「日本のジェットスター」のものと「Australia / New Zealand Jetstar」のものがある。
Jetstar Aus / New zealand
Jetstar Japan
この二つの募集要項の最後の方、「Minimum Requirement」と書かれたところ。
Aus/Nzでは5つ目に、ICAO Level 6 English Language Proficiency
日本では3つ目に、ICAO Level 4, 5 or 6 English Language Proficiency (Level 6 preferable)
と明記されている。私は今Level5だから、日本のJetstarの要件は満たしているが、ニュージーランドのJetstarには行けない。同じジェットスターでも条件が違うというのは興味深い。ニュージーランドの6は結構難しい。日本のは受けたことはないが、日本で受けるつもりはない。試験様式がだいぶ異なるようだし、万が一日本でLevel6が取れても、ニュージーランドへの書き換えが認められていない(らしい)ためだ。逆方向はできるのだが。
アクセルとブレーキを同時に踏むな!
思うに、英語の学習で最も大事なことは、なんでもいいからとにかく毎日英語に触れること。本が好きなら本を読めばいいし、音楽が好きなら歌詞の意味を辞書で追ってもいいし、酒が好きなら外国人バーで外国人と会話をするでもいい。(事実、酒が入るとなぜか英語は流暢になる 笑)
では、本も音楽も酒も嫌いな人は英語が上手くなるにはどうすればいいのだろうか。笑 それには一工夫必要だと思う。つまり、英語に毎日触れるのに飽きがこない、「よし、やるか」という気持ちをできるだけ持たずに、毎日歯磨きをするのとおなじようにする仕掛けを用意する必要がある。これをやらずに「これらからは英語くらいしゃべれなきゃ!」みたいな自分の外からきた漠然とした要請に急き立てられて始めると、「継続する」というところに大きな労力が発生する。継続こそ英語学習の肝なのに、だ。ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなものだ。すぐに燃料は尽きてしまい、学習は止まる。
ブレーキを外すということ。
私がいろいろ探していた中で、面白いなと思う試みをしているなと思うのがここ。
English Central
ここにはYoutube みたいに動画がたくさん登録されていて、それらが全て英語学習を目的に編集されている。字幕は日英が表示/非表示ができ、聞くだけではなく、単語のディクテーション(書き取り)や、聞いた台詞を録音して評価することができる。それらが一つの動画について「聞く・学ぶ・話す」という仕組みでプログラム化されているので、動画を見て笑っているだけで自然と単語力と発音が増えていく。しかも無料。スバラしい。。。(有料版もある、後述。)
百聞は一見にしかず。まずはこちらを見てみてほしい。(画像クリックで動画再生。左上の「English Central」も文字をクリックで動画のページへ。埋め込みの窓が狭くなってるが気にしないでください。笑)
width="238" height="300" frameBorder="0" scrolling="auto">
いきなりトンガったのを持ってきたのには訳がある。笑
これはエミネムという米国の有名な(悪名高い?)ラッパーが出演したリプトンのCMだ。スクリプトが日英で出てきて、意味の確認もできる。何より面白い。私はこれを見て昼間から大笑いしてしまった。「なんだかんだいってCM出てんじゃねーかエミネム〜笑」と。
こうやって、面白い動画を見ているうちに自然に語彙も(Hot chicksを使うかどうかは別ですがね)増えていく。実際私はこの動画の後次の動画につられて手を出した。暇なときYoutubeにはまって動画を次々と見てしまうような感じで。
次は趣向を変えてオバマ大統領のスピーチ(どこかの女子大の卒業式だとおもう)など。
width="238" height="238" frameBorder="0" scrolling="no">
スピーチという文化は、とても素晴らしいとおもう。日本では、偉い人が立派なことをいってそれに感銘を受けるということは少ない。でも、私はこのオバマの言葉を聞いて涙が出そうになった。スピーチというのは、相手の脳の中にどんな化学反応を起こしたいのか、綿密に考えられた文章で成り立っている。ビデオのオバマはここで「あなたには、昔の人には叶わなかったチャンスをつかみ取る義務がある」とか「嫌なことが合っても耐え抜こう」といった一般的なメッセージを、オバマ自身ががそれをどう理解しているか、その景色を他人の頭の中に再現する為に、ものすごく誠実に言葉を選び、文章を並べている。
言葉でメッセージを「正確に伝える」ということは、本当はそれだけ難しいことなのだ。日本語でも、もっともっと言葉を正確に運用する努力があっていいと思う。職人の技は見て盗めとか確かに一理あるんだけど、黙ってりゃわかるというのは伝える側の甘えだとというのが私のスタンスだ。間違ったCRMにもつながるだろう。それにしてもすげーなー全然原稿見ないもんなー。
最後に軽めのやつ。これなんか、Job interview で何を言ったらいいかみたいな心構えを知るのに役立つかも。
width="238" height="238" frameBorder="0" scrolling="no">
こういった幅広いジャンルのビデオが無料で見られるのがEnglish Centralのいいところだが、台詞の吹き込みなどのアウトプットのサービスが無料版では2件しかできないらしい。日本にいる間、英語をメンテナンスする必要はあるが、英会話学校などはお金も高いし、なにより手間がかかっては仕方がない。他のことでことのほか忙しいためだ。そこんところ、ここのシステムはいいところをついている。少し迷ったが、有料版に切り替えた。(年契約で月額1200円くらい)そしたらこんなメールが。
そうそうこういう生活に組み込まれたやり方をしたかったんですよ。さてどうなることやら。
ジェットスターのリクルートサイトには、各国のジェットスターの募集が並んでいて、その中には「日本のジェットスター」のものと「Australia / New Zealand Jetstar」のものがある。
Jetstar Aus / New zealand
Jetstar Japan
この二つの募集要項の最後の方、「Minimum Requirement」と書かれたところ。
Aus/Nzでは5つ目に、ICAO Level 6 English Language Proficiency
日本では3つ目に、ICAO Level 4, 5 or 6 English Language Proficiency (Level 6 preferable)
と明記されている。私は今Level5だから、日本のJetstarの要件は満たしているが、ニュージーランドのJetstarには行けない。同じジェットスターでも条件が違うというのは興味深い。ニュージーランドの6は結構難しい。日本のは受けたことはないが、日本で受けるつもりはない。試験様式がだいぶ異なるようだし、万が一日本でLevel6が取れても、ニュージーランドへの書き換えが認められていない(らしい)ためだ。逆方向はできるのだが。
アクセルとブレーキを同時に踏むな!
思うに、英語の学習で最も大事なことは、なんでもいいからとにかく毎日英語に触れること。本が好きなら本を読めばいいし、音楽が好きなら歌詞の意味を辞書で追ってもいいし、酒が好きなら外国人バーで外国人と会話をするでもいい。(事実、酒が入るとなぜか英語は流暢になる 笑)
では、本も音楽も酒も嫌いな人は英語が上手くなるにはどうすればいいのだろうか。笑 それには一工夫必要だと思う。つまり、英語に毎日触れるのに飽きがこない、「よし、やるか」という気持ちをできるだけ持たずに、毎日歯磨きをするのとおなじようにする仕掛けを用意する必要がある。これをやらずに「これらからは英語くらいしゃべれなきゃ!」みたいな自分の外からきた漠然とした要請に急き立てられて始めると、「継続する」というところに大きな労力が発生する。継続こそ英語学習の肝なのに、だ。ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなものだ。すぐに燃料は尽きてしまい、学習は止まる。
ブレーキを外すということ。
私がいろいろ探していた中で、面白いなと思う試みをしているなと思うのがここ。
English Central
ここにはYoutube みたいに動画がたくさん登録されていて、それらが全て英語学習を目的に編集されている。字幕は日英が表示/非表示ができ、聞くだけではなく、単語のディクテーション(書き取り)や、聞いた台詞を録音して評価することができる。それらが一つの動画について「聞く・学ぶ・話す」という仕組みでプログラム化されているので、動画を見て笑っているだけで自然と単語力と発音が増えていく。しかも無料。スバラしい。。。(有料版もある、後述。)
百聞は一見にしかず。まずはこちらを見てみてほしい。(画像クリックで動画再生。左上の「English Central」も文字をクリックで動画のページへ。埋め込みの窓が狭くなってるが気にしないでください。笑)
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いきなりトンガったのを持ってきたのには訳がある。笑
これはエミネムという米国の有名な(悪名高い?)ラッパーが出演したリプトンのCMだ。スクリプトが日英で出てきて、意味の確認もできる。何より面白い。私はこれを見て昼間から大笑いしてしまった。「なんだかんだいってCM出てんじゃねーかエミネム〜笑」と。
こうやって、面白い動画を見ているうちに自然に語彙も(Hot chicksを使うかどうかは別ですがね)増えていく。実際私はこの動画の後次の動画につられて手を出した。暇なときYoutubeにはまって動画を次々と見てしまうような感じで。
次は趣向を変えてオバマ大統領のスピーチ(どこかの女子大の卒業式だとおもう)など。
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スピーチという文化は、とても素晴らしいとおもう。日本では、偉い人が立派なことをいってそれに感銘を受けるということは少ない。でも、私はこのオバマの言葉を聞いて涙が出そうになった。スピーチというのは、相手の脳の中にどんな化学反応を起こしたいのか、綿密に考えられた文章で成り立っている。ビデオのオバマはここで「あなたには、昔の人には叶わなかったチャンスをつかみ取る義務がある」とか「嫌なことが合っても耐え抜こう」といった一般的なメッセージを、オバマ自身ががそれをどう理解しているか、その景色を他人の頭の中に再現する為に、ものすごく誠実に言葉を選び、文章を並べている。
言葉でメッセージを「正確に伝える」ということは、本当はそれだけ難しいことなのだ。日本語でも、もっともっと言葉を正確に運用する努力があっていいと思う。職人の技は見て盗めとか確かに一理あるんだけど、黙ってりゃわかるというのは伝える側の甘えだとというのが私のスタンスだ。間違ったCRMにもつながるだろう。それにしてもすげーなー全然原稿見ないもんなー。
最後に軽めのやつ。これなんか、Job interview で何を言ったらいいかみたいな心構えを知るのに役立つかも。
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こういった幅広いジャンルのビデオが無料で見られるのがEnglish Centralのいいところだが、台詞の吹き込みなどのアウトプットのサービスが無料版では2件しかできないらしい。日本にいる間、英語をメンテナンスする必要はあるが、英会話学校などはお金も高いし、なにより手間がかかっては仕方がない。他のことでことのほか忙しいためだ。そこんところ、ここのシステムはいいところをついている。少し迷ったが、有料版に切り替えた。(年契約で月額1200円くらい)そしたらこんなメールが。
そうそうこういう生活に組み込まれたやり方をしたかったんですよ。さてどうなることやら。
2012.09.07 Friday
座談会が無事に終わって、いろいろなてんやわんやが一段落した。
こういう飲み会の幹事みたいな仕事は本当に面倒だが、それをやる人がいないと世の中回っていかないことはよく知っている。まぁがんばった甲斐はあった。先輩とも意見交換ができたし、青系会社に決まった先輩にも会えたし、数年かかって使用事業のコクピットを射止めた先輩とも祝杯をあげられた。
また、今回座談会にきた人はいろいろなバックグラウンドをお持ちで(というか毎回そうなんだけど)入学が決まっている人、ちょっと興味があって参加した人、昔少しだけ飛んでた人、海外を目指す人、ローンにめっちゃ詳しい人。。。
その方はいかにお金を借りるか、ということにものすごく詳しくて、びっくりした。私の知らないお金の借り方が何個も出てきて「あら、これなら私もいけるんじゃないの」というような実践的かつ具体的な方策をいくつか伝授してもらった。(追記:今やっているけどやっぱ結構厳しい。。。)毎回座談会にはすごい情報を持っている人というのが何名かいらっしゃる。こういう人たちは「わからないので教えてください」の「わからない」ものが何なのか、自分である程度切り分けてきていることが多い。そういう人がする質問というのは、具体的で、さらに個性的であることが多い。自分の問題に特化した質問だから。
エアマンシップ
訓練をしてきた経験から言うと、こういう姿勢はものすごく重要だ。自分で道筋を立てられない人は、いつまでたってもパイロットにはなれない。自分がなにをやったらいいか、人から教えられるのを待っている人は、先生が上手ければ結構うまく育つかもしれない。でも先生がいなくなったときに破綻する。パイロットになるということは自分がたくさんの人をのせた航空機を飛ばすのに必要な能力と技術を持っていることを、常に一定のレベル以上に保つ責任が発生するということだ。パイロットの技量というのは、それが定期的なチェックで客観的に評価されるから、怠ければすぐにばれる。PAPIで3度外したときぐらいすぐばれる。笑
パイロットというのは「ほら、やってみろ」といわれてそれができなかったら、クビだ、ということ。普段からガタガタ文句をいったり人のせいにする自分に無自覚だと、いざ入ったSIMの中で飛行機が暴れだすことだろう。文句を言うことは、準備ではないからだ。文句を言うということは、言ってる間にできることをやっていないとも言い換えられよう。その結果本番で上手く行かなくて「あのときあの人がこういったからこんな結果になったんだ!」と叫んでも待っているのは同僚の冷笑だけ。そのかわりに人の命を手の中に握ることを許されている。お客さんからしたらそれくらいしてもらわないと、と思うだろうがこれからパイロットになろうという者にとっては、すごく恐ろしいことだと思いませんか。なんてったって、そこに人生かかってんだから。
エアマンシップとかライトスタッフとかよく呼ばれるんだけど、訓練が終わってみて、振り返って「あぁ確かにそれが一番大事だよな」と実感するたぐいのものなんだと思う。だから訓練をしたことがない人にこれをリアリティをもって伝えることは結構難しくて、座談会では毎回工夫しているのだがなかなか上手く行かない。でも、もしこれを身につけることなくパイロットになってしまったら、いつかどこか大事な本番で「うっ」って頭が真っ白になる事態に出くわすような気がする。
全部自分のせい
このエアマンシップを会得するには時間がかかるし、自分で自分のけつをふく姿勢というのは維持するのがしんどいのですぐに心が怠けてくる。それが常に要請される環境で訓練するより他はないのだが、身につけるために学生がしなければならないことはひとつだけ。それは、
「絶対に現状の原因を外部に求めない」ということ。
コクピットの中では、どんな理不尽なことも起こりうる。なぜなら、どんな人間よりも気まぐれな「機械」と「自然」が相手だから。誰かがやったことが自分の意に沿わなかったり、期待していたけど裏切られたというようなときに、文句をいいたくなるのはわかる。でもそれを実際に口に出して言うのかどうか、時と場合を選ばなければいけない。ことの善し悪しは別にして、全部織り込み済みで行動する。誰かが自分の思い通りに行動しなくて当たり前。アンフェアな扱いをされることも織り込み済み。「自分に一切の責任がある」と吹っ切れたときに、初めて現状に「対応」できるようになる。なぜなら、誰かに責任の一端を背負わせている間は、その部分に対して自分自身が行動を起こすことができないから。
実は、今回の座談会で学校の様子を聞き、私がニュージーランドで仕事を取る為に不利な材料がたくさんあることが判明した。正直、
「こんなに面倒な仕事をした俺にはなにもなしか。。。」
と思った。でも、そこで文句を言って終わりなら、今まで述べた理由で私にはエアマンシップが欠如しているということになる。どのみちどこかでフェイルするだろう。最近は少し目が曇っていたようだ。ポジションが欲しいなら作るしかないことはわかっていたはず。でも何か期待していた節がある。私はボランティアで仕事をしたのだしそれは自分の意志でやったことだ。下手に期待して裏切られた気分になっているほうがおかしいのだ。
一度NZ渡航計画は白紙に戻して、日本とニュージーランドのより詳細なアクションプランを立てることにした。何か邪魔が入ってもパイロットになるための道筋。基本的にこのブログでは私が持つ情報を全て公開しているけど、これだけは秘密。ゲームに参加するんだから、カードを見せてはいけない。
当たり前だけど「君には仕事ありません」って言われたときだれも責任とってはくれないのだ。
こういう飲み会の幹事みたいな仕事は本当に面倒だが、それをやる人がいないと世の中回っていかないことはよく知っている。まぁがんばった甲斐はあった。先輩とも意見交換ができたし、青系会社に決まった先輩にも会えたし、数年かかって使用事業のコクピットを射止めた先輩とも祝杯をあげられた。
また、今回座談会にきた人はいろいろなバックグラウンドをお持ちで(というか毎回そうなんだけど)入学が決まっている人、ちょっと興味があって参加した人、昔少しだけ飛んでた人、海外を目指す人、ローンにめっちゃ詳しい人。。。
その方はいかにお金を借りるか、ということにものすごく詳しくて、びっくりした。私の知らないお金の借り方が何個も出てきて「あら、これなら私もいけるんじゃないの」というような実践的かつ具体的な方策をいくつか伝授してもらった。(追記:今やっているけどやっぱ結構厳しい。。。)毎回座談会にはすごい情報を持っている人というのが何名かいらっしゃる。こういう人たちは「わからないので教えてください」の「わからない」ものが何なのか、自分である程度切り分けてきていることが多い。そういう人がする質問というのは、具体的で、さらに個性的であることが多い。自分の問題に特化した質問だから。
エアマンシップ
訓練をしてきた経験から言うと、こういう姿勢はものすごく重要だ。自分で道筋を立てられない人は、いつまでたってもパイロットにはなれない。自分がなにをやったらいいか、人から教えられるのを待っている人は、先生が上手ければ結構うまく育つかもしれない。でも先生がいなくなったときに破綻する。パイロットになるということは自分がたくさんの人をのせた航空機を飛ばすのに必要な能力と技術を持っていることを、常に一定のレベル以上に保つ責任が発生するということだ。パイロットの技量というのは、それが定期的なチェックで客観的に評価されるから、怠ければすぐにばれる。PAPIで3度外したときぐらいすぐばれる。笑
パイロットというのは「ほら、やってみろ」といわれてそれができなかったら、クビだ、ということ。普段からガタガタ文句をいったり人のせいにする自分に無自覚だと、いざ入ったSIMの中で飛行機が暴れだすことだろう。文句を言うことは、準備ではないからだ。文句を言うということは、言ってる間にできることをやっていないとも言い換えられよう。その結果本番で上手く行かなくて「あのときあの人がこういったからこんな結果になったんだ!」と叫んでも待っているのは同僚の冷笑だけ。そのかわりに人の命を手の中に握ることを許されている。お客さんからしたらそれくらいしてもらわないと、と思うだろうがこれからパイロットになろうという者にとっては、すごく恐ろしいことだと思いませんか。なんてったって、そこに人生かかってんだから。
エアマンシップとかライトスタッフとかよく呼ばれるんだけど、訓練が終わってみて、振り返って「あぁ確かにそれが一番大事だよな」と実感するたぐいのものなんだと思う。だから訓練をしたことがない人にこれをリアリティをもって伝えることは結構難しくて、座談会では毎回工夫しているのだがなかなか上手く行かない。でも、もしこれを身につけることなくパイロットになってしまったら、いつかどこか大事な本番で「うっ」って頭が真っ白になる事態に出くわすような気がする。
全部自分のせい
このエアマンシップを会得するには時間がかかるし、自分で自分のけつをふく姿勢というのは維持するのがしんどいのですぐに心が怠けてくる。それが常に要請される環境で訓練するより他はないのだが、身につけるために学生がしなければならないことはひとつだけ。それは、
「絶対に現状の原因を外部に求めない」ということ。
コクピットの中では、どんな理不尽なことも起こりうる。なぜなら、どんな人間よりも気まぐれな「機械」と「自然」が相手だから。誰かがやったことが自分の意に沿わなかったり、期待していたけど裏切られたというようなときに、文句をいいたくなるのはわかる。でもそれを実際に口に出して言うのかどうか、時と場合を選ばなければいけない。ことの善し悪しは別にして、全部織り込み済みで行動する。誰かが自分の思い通りに行動しなくて当たり前。アンフェアな扱いをされることも織り込み済み。「自分に一切の責任がある」と吹っ切れたときに、初めて現状に「対応」できるようになる。なぜなら、誰かに責任の一端を背負わせている間は、その部分に対して自分自身が行動を起こすことができないから。
実は、今回の座談会で学校の様子を聞き、私がニュージーランドで仕事を取る為に不利な材料がたくさんあることが判明した。正直、
「こんなに面倒な仕事をした俺にはなにもなしか。。。」
と思った。でも、そこで文句を言って終わりなら、今まで述べた理由で私にはエアマンシップが欠如しているということになる。どのみちどこかでフェイルするだろう。最近は少し目が曇っていたようだ。ポジションが欲しいなら作るしかないことはわかっていたはず。でも何か期待していた節がある。私はボランティアで仕事をしたのだしそれは自分の意志でやったことだ。下手に期待して裏切られた気分になっているほうがおかしいのだ。
一度NZ渡航計画は白紙に戻して、日本とニュージーランドのより詳細なアクションプランを立てることにした。何か邪魔が入ってもパイロットになるための道筋。基本的にこのブログでは私が持つ情報を全て公開しているけど、これだけは秘密。ゲームに参加するんだから、カードを見せてはいけない。
当たり前だけど「君には仕事ありません」って言われたときだれも責任とってはくれないのだ。
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