<< March 2014 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
     2023.10.29 Sunday

一定期間更新がないため広告を表示しています

     2014.03.04 Tuesday
大きなイベントが4、5個は起こっていて、そのことを全てブログに書きたいのだが全く時間がないので出来ないでいる。残念だ。なにか他の運用を考える必要があるかもしれない。書き留めないと経験は流れていってしまうのでもったいない。あぁもったいない。

まず、先の記事で書いたPPLの学生さんだが、見事に合格して帰国した。昨日、申請していた免許が届いた。郵送します!

そして先日、もう一人PPLを送り出すことが出来た。この学生は私がほぼ最初のほうから面倒を見た第一号になった。PPLの試験官からは非常に好評価を得て、それはほぼ100%学生の努力の賜物なんだけど、形式的にはこの学生や、今見ている学生達の評価がそのまま私の評価になるわけだ。今までの人生を振り返ると私が「先生」をやっているっているのはチャンチャラおかしい事態なのだが、もうそろそろ自分の人生で得た経験を人に分け与える役割を少しは担わなければいけないのだろう。自分のやり方を確立しなければならん。

学生と飛んでいて難しいなと思うのは「教えすぎない」というところだ。隣で飛んでいると、ここはこう、これはこう、と手取り足取りになってしまう。でも、それをやっていると教えてもらわないとうまくなれない学生が出来上がってしまう。それではイカン。なぜなら、プロになったら誰も教えてくれないから。プロになる人を育てる以上、教官がいなくちゃだめです〜って人を送り出す訳にはイカン。でも、最初の方は教えなければいけないわけで。そのほったらかし具合が難しい。少し出来てきたかな、というところで放任しなければならない。

技の精度とか、知識とかそういうその気になればいくらでも教えられることよりも、いかにその学生が自立して自分で自分の面倒をみて、そのことに責任を持つか、そのメンタリティや行動規範を学生の中に植え付けることが本当に難しくて、大事だと感じる。私の学校のように、学生自身がお金を払っているプライベートスクールだと、私もそうだったように学生は最初はどうしても「お客様」気分で訓練に入る。原則的にそれは卒業まで続くし、払った分の対価を受け取るように主張することは、間違ってはいないのだが、そもそも何を「対価」と考えるか、どのように行動することが「エアラインパイロットになる」という本来の目的に資するものなのか常に考えなければいけない。往々にして感情や目先の損得にとらわれてしまいがちで、それを考え直すきっかけを与えられればなと思っている。

シニアの教官はそういうところがうまい。でもそういうのはその人の人生そのものをぶつける方法だからうまくいくのであって、私がそれをただまねても全く意味はないだろう、自分は自分なりの考え方をもたなければイカン。今までの人生がいくらちゃらんぽらんでもすでに他人の人生を左右する立場になってしまったのだから。

さぁ大変だ。




Ashへのご連絡はこちら
質問箱へ
プロフィール
2010パイロット訓練
2013インストラクター
2018エアライン

命を削って、ニュージーランドでキャリアを掴む
ブログ移行しました。
2018年9月から、note.comに移行しました。
ランキング
にほんブログ村 転職キャリアブログ 20代の転職・転職活動へ
にほんブログ村
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ
にほんブログ村
JUGEM PLUS
PR