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     2014.10.16 Thursday
訳あって日本に帰国している。

そのあいだ、何度も客として旅客機に乗ったのだが、こりゃぁ大変だなとしみじみと思った。何かというと、飛行機を飛ばすために関わる人の多さだ。


きれいな紅葉でした。

当たり前だが、私たちの学校の訓練では、お客さんをたくさん乗せたり、CAがうしろでカートを押していたり、荷物がコンテナで運ばれてくることはない。教官と学生が乗り込んで、さあ行くぞで飛んでって、学生がテンパって、高度がずれたら直して、よっこらせっと着陸して終わりだ。ブリーフィングも、パイロットとしての技術がどうだった、という点にほとんど100%焦点が当てられる。

もちろん、技術的なことを固める段階だからそれは当たり前なのだが、たくさんの人が適切なタイミングと精度で機能することで、飛行機を運航しているんだなっていう認識は少しでも訓練で取り入れたいなと思った。利益を生み出す「商品」としての運航と、訓練としての運航は全然違う。小型機の段階では飛行機が遅れてもせいぜい次の人の訓練が押すだけだ。それだって人の時間を奪っているという意味で大変なことなのだが、影響の規模が小さいことで事の重大さを肌間隔として理解するのは難しい。


C11!現役だぜ!

自分の一挙手一投足が、どれだけの人の仕事に影響を及ぼすのかは頭に置いとかないと。そして、その上で大事なのは、いろいろな人に迷惑をかけることを認識しながら、安全のためにはそのプレッシャーに負けずに保守的な判断が下せるかっていうのも勘所だ。できるだけ人に迷惑をかけないように気を遣いながら、必要なら非難覚悟でピシャリとやる、っていうまぁどんな仕事でも当たり前のことだけど。

それにしても、ライン機はやっぱ背風でバンバン降りるんすね。上手な着陸だったなー。




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2018エアライン

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