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     2015.08.31 Monday
最近意識的にやっているのが、惰性のコントロール。

何かをしていたり、あるいは何かをしていなかったりしているときに感じる「今、これをこのまま続けたいな」という怠惰な気持ちを正確に捕捉して、気づいて、無理矢理途中でやめたり、何かを始めたりすること。これって本当に最初は辛くて、例えば好きな漫画を読んでいたりするとき。いいところで終わるようにできているからそのまま手が止まらない、のは誰にでも経験があると思うがこういうのがきたら来た!読みたい!やめる!うわ辛い!という感じ。

そうすると、フライトするときに自分の意志で決断をするときに役立つんじゃないかなと。

「自分の意志で決断する」なんて当たり前だと思うかもしれないが、何かを決める時、本当に自分の意志で100%決めていることというのは少ない。今言ったように、自分の意志で何かをやり始めたり、何かをやめるのは、その慣性を克服するエネルギーが必要で、しんどいからだ。しんどいことは、身体は無意識のうちに避けようとする。今、パソコンを見ているのは本当に、明確な理由を持ってパソコンを見ようと思って見ていただろうか。少なくとも私は惰性だった。(それにしても怠惰な性質とは上手く言ったもんだ)そしてこの話題を思いついてこの文章を書いている。出来てないじゃん、惰性コントロール。笑

ということで、ここでやめて、寝ます。
     2015.08.30 Sunday
ATPLのHuman Factorという学科試験を先日終えた。学科試験は学生だけのものかと思いきや、いまだにお勉強。パイロットは一生お勉強。

私が持っているライセンスはCommercial Pilot Licence(事業用操縦士・CPL)だが、エアラインの機長として乗務する為にはもう一段階上のライセンスが必要になる。これがAirline Transport Pilot Licence(定期運送用操縦士・ATPL)だ。日本のシステムでは、副操縦士の候補生にATPLの学科を採用時に求めることはないと思うが(実際、乗務の為には直ちに必要なものではない。)ニュージーランド、特にニュージーランド航空では採用条件として”Preferable”と書かれているが実際にはほぼ必須要件になっている。実質8科目あるATPL学科の全科目合格を持っている人とそうでない人では、機長昇格のプランの立てやすさが違うからという理由かもしれない。ちょっと並べて見よう。

1 Basic Gas Turbine knowledge (BGT)
2 Meteorology
3 Human Factor
4 Law
5 Nav Aids
6 Flight Planning
7 Navigation
8 Systems

だから、みんな自腹でやらざるを得ない。悪いことに、1科目の受験料が23000円くらいする。あえてかけ算はしないけれど、インストラクターの薄給には大打撃だ。しかも、一つでも落としたらおそらくニュージーランド航空へは入れない。

学生時代も大変だったが、働きながらやる勉強って言うのはまた違った意味で大変だ。時間を勉強だけに使えないからだ。日々の生活もあるし、オペレーションもある。まとまった時間を作り出すのが難しい。今のところ3まで終わったが、毎回夏休みの宿題みたいになりながら、なんとか耐えている。今後も油断できないぞ。

うーむ、おかしいな、お金ってもっと楽しいことに使うものじゃなかったっけ。。



     2015.08.09 Sunday
採用された日から2年が経った。当時のブログの日付は9月だが、実際に採用されたのは8月9日。いつ採用されたかなんて忘れていたのだが、今日なぜかたまたまブログを読み返していて気づいた。偶然だ。そうか、おれは長崎の日に採用されたんだな。

PPLのころの記事から読み返して、いや、マジメにやっていたんだなーと今更ながらに思う。金銭的、時間的なプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、日本で一番のパイロットになる為にいろいろと工夫していたようだ。我ながらがんばったと思う。同時に全体が見えていないな、とも。でも、それはしょうがないことだ。プロになる前は、目の前のことにどっぷり浸かり、とにかく吸収することだ。PPLXCIRCPLC-catと大変なことばかりだったが、こうしてブログにしっかりと言語化して残してあるので、自分が新しいこと、XCやIRを教える段になったらまた見返すことになると思う。いい教材だ。フリーなので、今の学生の参考にもなればいい。

総飛行時間は1000時間を超え、PPL学生を17人送り出した。仕事をとる前は、自分に1000時間なんてタイミングが訪れることを想像することすら出来なかった。なにそれ、食べ物?という感じだ。雇われない限り、永遠にその瞬間は訪れない。だから深い深い断絶を感じていて、現実感がなかった。この最初の部分の断絶をなんとかしてジャンプしないといけない。そういう瞬間が人生には必ずあって、追い風が吹いて何もしなくてもすすむときもあれば、凪に入ってしまったり逆風が吹くこともある。そのときには自分の手でなんとかオールを使って漕いで進まなければならない。そのタイミングをしっかり見極めることだ。

だんだんと私の技倆、経験もついてきて、考えが変わったところもあるが、コアな部分は変わっていない。いい仕事をしたい。良いパイロットになりたい、とただそれだけだ。そうしてその過程で自分と関わった学生が良いパイロットになってくれればこれ以上の喜びはない。

焦らず、瞬間を生きよう。



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