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     2016.09.15 Thursday
スーツ姿になった自分を久々に見た。

インストラクターの制服も一応ネクタイはするし、ちゃんとシャツにアイロンをかけ、靴は磨く。ただ、その上に着るものが問題だ。

北海道と同じくらいの緯度(南緯だけど)にある場所で、エアコンなしの飛行機のコクピットで働くには、シャツ姿ではきつい。ジャケットを着ることになるのだが、学校が支給する機能性を重視したという触れ込みの割には防寒性能が乏しいブルゾンに、一時帰国した時にAOKIのセールで買った黒いズボン(紺色だけどかなり私のは黒に近い)、黒と灰色のネックウォーマーに黒い毛の半指手袋(通勤からスマホの操作、プリフライトから寒いコクピットも一役でこなす万能手袋。拾った。)、東京靴流通センターで買った5000円くらいの防水ビジネスシューズ(冬の草地でのプリフライトは、朝露でビチャビチャになって、ン万もする革靴はすぐにダメになってしまう)と、携帯電話とノイズキャセリングヘッドセットのスペアバッテリーを入れるデジカメ用のホルスターを身につけ、空港の制限区域を歩くのに必要なハイビズベストをつけるととてもパイロットには見えない。そもそも学校の連中からしてパイロットというより「野郎ども」という呼称の方がしっくりくる気がするから仕方がない。

なんの話だったっけ。

面接でスーツを着た話だった。

空港から面接が行われる会場へは、タクシーを使った。バスでも行けたが、坂道が入り組んでいる上にあるビルで、迷ったり、遅れたりはもちろん、試験前に余計な頭を使いたくなかった。一階がカフェになっている。ガラスのエントランスドアに写る自分の姿を見て、不思議な気分になったのだった。最初のメールをもらってからおよそ二ヶ月弱。最初は詐欺かと思っていたが、本当に来てしまった。一次面接はHRの担当者との面接、テクニカルな知識の筆記テスト、パーソナリティテスト、そしてAbsolute reasoningと呼ばれる知能テストだ。

インターネットにはいろいろとこのエアラインに関する情報が落ちている。有料で過去問を売っているようなウェブサイトがあって、なんでもビジネスになるんですね、と思いながらすぐにクリックして購入した。数十ドルの出費で未来が左右されるなら迷わず買いだ。できることはなんでもせねば。

数日前には師匠の家に泊めてもらい、いろいろとアドバイスを求めた。のちに、このことが試験の行方を左右することになるのだが。。。

続く





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2013インストラクター
2018エアライン

命を削って、ニュージーランドでキャリアを掴む
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